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ウェブ動画を10時間連続再生!モバイルPC「Swift 3」は10万円強でも手抜きなし

2018年07月06日 11時00分更新

文● 宮崎真一 編集●ジサトラハッチ

提供: 日本エイサー

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 では、Swift 3が持つパフォーマンスを確認してみよう。今回は、比較対象として同社の2年前の13型ノートPCである「Aspire V13」(モデル名:Aspire V3-372-N34D/W)を用意した。CPUがCore i3-6100UとCore i5シリーズよりも落ちるが、価格が8万9800円前後と、現在でもSwift 3と約2万円ほどしか差がない。

 まずは「PCMark 10」(Version 1.1.1722)の実行結果だが、Swift 3の総合スコアーは3706と、Aspire V13に70%もの差を付けた。その内訳を見ていくと、Webブラウザやビデオ会議といったワークロードであるEssentialsで両者の差が88%にまで広がっている。Aspire V13に搭載されたCPUは、第6世代Coreプロセッサの「i3-6100U」であり、Swift 3がCPUの性能差を見せつけた格好だ。

 続けてPCMark 10実行中に最も消費電力が高かった時点を「PCMark 10実行時」。30分間放置した状態を「アイドル時」とし、そのそれぞれにおける消費電力を「Watts Up? Pro」で測定してみた。すると、Swift 3はアイドル時こそAspire V13を下回るものの、PCMark 10実行時では13.5W増えてしまった。だが、これはCPUの性能差を考えると妥当な結果といえる。このテスト結果を見ると、Swift 3に付属するACアダプターが45Wなのも納得がいく。

Swift 3とAspire V13の消費電力

45WのACアダプターが付属。持ち運ぶ際にも邪魔にならない非常に小さいサイズだ

 しかし、これでは実際の使用において直観的にわかりにくいため、バッテリー持続時間のテストを実施した。テスト内容は、両製品ともバッテリーをフルに充電し、その状態においてYoutubeで4Kの動画をループ再生し続け、バッテリーが切れるまでの時間をストップウォッチで計測するというもの。なお、Webブラウザには「Microsft Edge」を利用し、輝度は両製品ともバッテリー駆動時のデフォルト設定である40%となっている。

 その結果だが、Swift 3は652分(10時間52分)と公称の12時間に届きはしなかったものの、余裕の10時越えを実現。Aspire V13から消費電力は増加しているものの、バッテリー持続時間が伸びている点は評価できよう。そのためSwift 3は、バッテリーの残量を気にせず、移動中に動画を楽しむといった使い方も可能だ。

バッテリー持続時間のテスト結果

 Swift 3のストレージ性能もチェックしておきたい。「CrystalDiskMark」(Version 6.0.1)の実行結果を示すが、M.2のSSDを搭載するSwift 3と、HDDしか搭載しないAspire V13との差は一目瞭然。読み出し性能も書き込み性能も、Swift 3が格の違いを見せつけている。

Swift 3のCrystalDiskMark実行結果

Aspire V13のCrystalDiskMark実行結果

 前述したようにSwift 3は、軽いゲームであるればプレイ可能だ。そこで、「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」を、グラフィックスの設定を「標準品質(ノートPC)」に、解像度を1280×720ドットにそれぞれ設定し実行してみた。すると、Swift 3の総合スコアーは4194とAspire V13の倍以上のパフォーマンスを見せた。このスコアーはスクウェア・エニックスが同ベンチの指標では「快適」にあたり、平均フレームレートでも30fps近いスコアーを出しており、グラフィックス設定や解像度を調節すれば、Swift 3でもひとまずはファイナルファンタジーXIVがプレイできそうである。

ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマークの総合スコアー

ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマークの平均フレームレート

 最後に「ffmpeg」(Version 4.0)を用いた動画のトランスコードテストも行っておこう。今回は、MotionJPEG形式で録画された7分程度のAVIファイルを用意。このファイルを、ffmpegでYouTubeなどで利用されているH.264形式にトランスコードし、その際に要する時間を測定した。

 その結果だが、Aspire V13はトランスコードし終えるのに81分掛かっているのに対して、Swift 3は41分と約半分の時間で済んでいる。Aspire V13の所用時間ではちょっと待っていられないが、Swift 3のこの結果であれば、許容範囲内ではないだろうか。外出先で撮った動画を、Swift 3でYouTubeにアップするという楽しみ方もアリかもしれない。

場所を選ばず利用できる手軽さは魅力
価格も10万円強とお買い得

 Aspire V13から飛躍的な性能向上を果たしたSwift 3だが、実売10万7800円と非常にリーズナブルな価格設定もうれしいところ。出張などで移動が多い人や、移動中の時間を有意義に使いたい人にとって、場所を選ばず手軽に利用できるこのSwift 3はかなり魅力的だ。また、外にも持ち歩けるセカンドPCとしても、このSwift 3はオススメできる1台である。

Acerの製品がオトクになる!Acer Dayにも注目

 また、日本エイサーは7月6日(金)~8月5日(日)までの期間限定でビックカメラ、上新電機、Amazonにて同社製品がお得に購入できるキャンペーン「Acer Day」を開催。

Acer Day

【キャンペーンサイト】https://acerjapan.com/acerday2018/

【キャンペーン期間】2018年7月6日(金)~2018年8月5日(日)

【キャンペーン概要】
●ビックカメラ:期間中、店舗限定で週末イベントを開催。
店舗:新宿西口店(東京都)、AKIBA店(東京都)、なんば店(大阪府)

●上新電気:期間中、上新電機店舗にてGateway製品がオトクに。
対象製品は店頭または上新電機HP、折込みチラシを参照とのこと。

●Amazon:Amazonクーポンの利用で、Acer製品をオトクに購入可能。
対象製品はAmazonのキャンペーンページを参照。

 ビックカメラと上新電機の一部大型店舗では、キャンペーン期間中の週末に「販売応援イベント」も開催。このイベントでは、Acerの対象製品を購入した人に先着でAcerオリジナルグッズをプレゼント!

 さらに、製品の購入者全員に対象の販売店で使える5000円分のギフト券がプレゼントされる。ノートPC以外にも液晶ディスプレーなどもあるので、そろそろ買い替えたい、新しいPCが欲しいという人は、一度覗いてみるといいだろう。

(提供:日本エイサー)

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