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ウェブ動画を10時間連続再生!モバイルPC「Swift 3」は10万円強でも手抜きなし

2018年07月06日 11時00分更新

文● 宮崎真一 編集●ジサトラハッチ

提供: 日本エイサー

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 コンパクトなノートPCは、そのサイズの制限から画面サイズの小さい製品が多い。操作性を考えると、もう少し画面サイズが大きく、持ち運びに適したノートPCはないものかと考えている人も多いのではないだろうか。

 そういったユーザーにオススメしたいのが、日本エイサーが発売する「Swift 3」(モデル名:Swift 3 SF314-54-N58U/S)である。というのも、このSwift 3は13.3型の筐体に14型液晶パネルを搭載し、コンパクトなサイズとワンランク上の画面サイズを両立したモデルなのである。それでは、このSwift 3の特徴やパフォーマンスについて詳しく見ていきたい。

「Swift 3」の主なスペック
液晶ディスプレー14型(1920×1080ドット)
CPUCore i5-8250U(1.6G~3.4Hz、4コア/8スレッド)
メモリー8GB(4GB×2、DDR4-2667※)
ストレージ256GB SSD(M.2 SATA3.0)
通信機能Intel Dual Band Wireless-AC 7265(IEEE802.11a/b/g/n/ac)
サウンドRealtek製High Definition Audio
インターフェースUSB3.1 Type-C、USB3.0×2、USB2.0、HDMI出力、SDカードリーダーほか
OSWindows 10 Home(64ビット)
サイズ/重量323(W)×228(D)×18.7(H)mm/約1.45kg
実売価格10万7800円前後

CPUの仕様により動作クロックは2400MHzとなります。製品の仕様によりユーザーによるメモリの変更および増設はできません

金属の質感が溢れるデザイン
CPUに4C8Tのi5-8250Uを搭載

 まずは、Swift 3の外観からチェックしていこう。Swift 3はアルミニウム製の筐体はシルバーを基調にまとめられ、金属の質感が高いデザインだ。天板やパームレストにはヘアライン加工が施され、天板には光沢のあるAcerロゴが映え、それがアクセントとなっている。キーボードのパームレストに、CPUなど内部の熱が伝わってくるのでは懸念する人もいるかもしれないが、そういうことはまったくない。

天板に施されたヘアライン加工が目を惹く。アルミニウム製の筐体は金属の質感が溢れるシルバーを基調にしている

 液晶パネルにはIPS方式のノングレアタイプを採用。14型の画面サイズに1920×1080ドットまで表示可能だ。また、数多くの液晶ディスプレーを手掛ける日本エイサーらしく、疲れ目の原因となるブルーライトカット機能である「Bluelight Shield」を搭載している点は注目したいポイントだ。さらに、独自機能の「Acer Color Intelligence」により、明るさや彩度などの自動調整を行うことも可能だ。

「Acer Quick Access」というユーティリティで、Bluelight ShieldやAcer Color Intelligenceが利用可能だ

 液晶パネル両側のフレームは実測で6mmほどしか幅がないのだが、Siwft 3ではこの狭小フレームを採用したことで14型パネルの搭載を実現しているというわけである。また、この液晶パネルは180度まで、つまりフラットになるまで倒すことが可能で、机の上で他人に画像を見せたり、ソファーに寝ころんで動画を観たりする際に重宝する。

6mmほどしかな狭小フレームを採用。フレーム幅を狭めることで14型パネルの搭載を実現している

液晶パネルはフラットになるまで倒すことが可能。他人に画面を見せる際など、さまざまなシーンで活用することが可能だ

 キーボードは日本語87キータイプのものを搭載。サイズ的にテンキーは用意されてはいないものの、キーピッチは実測で19mm、キーストロークは同1.5mmとキー入力のし易さは上々だ。また、別途マウスを接続する際、誤操作を防ぐためタッチパッドを無効にする人も多いと思うが、本製品では[F7]キーを押すだけで簡単にタッチパッドの有効/無効を切り替えることが可能だ。そのほか、右側のパームレストに指紋認証も搭載されており、セキュリティー面でも抜かりはない。

打鍵感が良好な日本語87キーを採用。キーボードの右下に見えるのは指紋認証だ

 インターフェースは、左側面にHDMI出力とUSB 3.0(Type-A)を2つ、それにUSB 3.1 Gen.1(Type-C)を1つとヘッドフォン用端子を搭載。2基あるUSB 3.0端子は、右側のみ電源オフ時でも電源供給が可能となっており、Swift 3を起動することなくスマートフォンなどの充電を行うことができる。一方の右側面はUSB 2.0が1つにカードリーダーという構成で、マウス操作を行う際に、邪魔にならないよう右側面のインターフェースを極力省略している点は好感が持てる。

左側面は、写真左から電源端子、HDMI、USB 3.0(Type-A)×2、USB 3.1 Gen.1(Type-C)、ヘッドフォンという構成

右側面はUSB 2.0とカードリーダーのみのシンプルな構成。マウス操作の邪魔にならないようにという配慮だろう

 CPUには第8世代Coreプロセッサの「Core i5-8250U」を搭載。このi5-8250Uは、4コア8スレッドタイプのCPUで、定格クロックこそ1.6GHzと低いものの、TurboBoost適用時には3.4GHzまで上昇する。Swift 3は、コンパクトな筐体ながらも、かなりパワフルなCPUを搭載していると言ってよいだろう。また、i5-8250Uの発熱が気になるところだが、CPUに負荷が掛かっている状態でSwift 3の底面を触ってみてもほんのり温かい程度。そのため、Swift 3に実装された冷却機構もさほど大掛かりなものではなく、Swift 3の動作音はかなり静かだ。

CPU-Zの実行結果。i5-8250Uは、第8世代Coreプロセッサなので4コア8スレッドタイプのCPUとなっている

 本機はオフィス用途を想定しているモバイルPCのため、GPUはi5-8250Uに統合されたグラフィックス機能「Intel UHD Graphics 620」のみ。いわゆる、ディスクリートタイプのGPU(dGPU)は搭載していない。そのため、dGPUを備えたゲーミングノートPCよりも描画処理性能は劣るが、CeleronやAtomといったローエンドのCPUよりもパワーがあるため、後述するように解像度によってはFF14でも、快適に動作する性能を有する。軽めなMMORPGやブラウザーゲームくらいなら、快適に遊べそうだ。

 また、メインメモリーはDDR4-2667に対応した高速タイプのものを2枚採用し、総容量は8GBとなっている。さらに、ストレージには256GBのM.2タイプのSSDを搭載し、オフィス用途では十分な容量を備えている。

 そのほか、サウンド機能として低音域の再生に優れる「Acer TrueHarmony」を備える。ステレオスピーカーは底面の手前側の左右に1基ずつ内蔵し、その音質は非常にクリアな印象を受けた。また、HD Webカメラや2基のマイクも搭載されているため、Skypeなどの通話も十分対応できる。

独自機能のAcer TrueHarmonyを搭載

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