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情報分離技術活用の「情報配信サービス」を試験的に開始

服薬情報を一元管理できる電子お薬手帳サービス「harmo」

2018年06月15日 13時40分更新

文● 山口/ASCII

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 ソニーは、電子お薬手帳サービス「harmo」(ハルモ)を提供している。

 harmoは、患者自身で服薬情報を簡単・確実に一元管理でき、それを医療関係者が共有し活用する、電子お薬手帳を基盤とした医療情報連携システムだ。適正な薬剤使用、残薬、ポリファーマシー(多剤処方)、服薬アドヒアランスといった課題解決に貢献するとともに、効率的な医療と介護の提供をサポートする。

 また、同社が独自開発した情報分離技術活用の「情報配信サービス」を試験的に開始している。クラウドに保管された、調剤情報、居住地域、性別などの個人を容易に特定できない情報から特定の条件を満たす利用者を抽出して、利用者に直接、もしくは薬局を通じて情報を通知する。

 サービスを通じて、自治体、医療関係者、製薬会社などが配信することで、利用者は自身の服薬履歴を誰にも知られることなく、服用中の薬についての「医薬品に関する緊急安全性情報・安全性速報」に関する情報や、特定地域の利用者に対する健診の通知などを受け取ることができる。

ソニー独自の情報分離技術活用「情報配信サービス」

 6月14日には、電子お薬手帳サービス「harmo」(ハルモ)において、利用者が登録した処方せんの累計が300万枚を超えたと発表。

 広がりの背景には、持続可能な医療の実現に向けたICTの活用として、厚生労働省や内閣府が電子お薬手帳を推進しているからとしている。

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