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倶楽部のAV特集 第37回
富士フイルムのミラーレス一眼をおすすめする理由 「X-H1」の機能で比較
2018年06月01日 18時00分更新
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本日は、ASCII倶楽部で2018年5月26日に公開した「富士フイルムのミラーレス一眼をおすすめする理由 『X-H1』の機能で比較」を紹介します。
現在カメラ事業が絶好調なのが富士フイルムだ。「写ルンです」や「チェキ」などのフィルムカメラが絶大な人気を誇っている。デジタルカメラについても、フィルムカメラほどではないが好調だ。
もともとフィルムメーカーだった同社のデジカメの歴史は古く、1988年に「フジックス DS-1P」をリリースし、2000年には独自の「スーパーCCDハニカム」(後述)を搭載する「FinePix 4700Z」を発売。画質にこだわりを持つプロダクトが多かった。
現在の富士フイルムのデジタルカメラというと、ミラーレス一眼「X」シリーズがメインだ。独特のクラシカルな雰囲気とAPS-Cサイズ素子による優れた画質で定評がある。
レトロな雰囲気が好きな人には、外観デザイン、画質ともにおススメなのだが、一般ユーザーにはやや存在感が薄い印象なのが寂しい。
そこで、同社のフラッグシップモデルと呼ぶべき新機種「FUJIFILM X-H1」(ボディーのみの実売価格は26万円前後)をメインに、富士フイルムのデジカメの魅力について紹介していこう。
クラシカルな雰囲気が魅力の
富士フイルムのフラッグシップ機「FUJIFILM X-H1」
Xシリーズにはレンジファインダー機風の横型スタイルを採用したシリーズと、一眼レフ風のスタイル(ファインダーを覗いて撮影することを考慮)を採用しているシリーズとの2系統がある。
X-H1は一眼レフ風のスタイルを採用し、ペンタ部などの基本的なデザインではTシリーズのイメージを踏襲はしている。しかし、よりせいかんな仕上がりになっており、同社の中判フォーマットを採用する「GFX 50S」の雰囲気に近い印象。
大きめのグリップや右手側上面に備わるサブ液晶モニターなどはGFX 50Sのデザインそのままだ。
AFの進化と手ブレ補正の搭載でより撮りやすくなった
撮像素子は同社独自開発の「X-Trans CMOS III」センサーを採用。ローパスフィルターレスで有効画素数は約2430万画素だ。
組み合わされる画像処理エンジンは「X-Processor Pro」で、このあたりはXシリーズでほぼ共通している組み合わせだ。
AFは最大325点の像面位相差検出方式を採用。AF動作の低照度限界は従来の0.5EVから-1EVへと約1.5段分拡張され、最小絞りの範囲もF8からF11まで拡張されている。
富士フイルムのXシリーズは多くのミラーレス機の中においてもAF動作速度や精度は高めだったが、今回スペックが引き上げられている。このため、開放F値の暗いレンズや十分な光量の得られないシーンでも従来より高いAF性能を期待できる。
ほかにも従来のXシリーズより進化した機能が多い。その中でも一番の目玉と言えるのがボディー内に手ブレ補正機構だろう。
Xシリーズでははじめての採用だ。5軸に対応した手ブレ補正機構は最大で5.5段分の補正能力を持つ。手ブレ補正機構を内蔵したXシリーズ用レンズはあるが、単焦点レンズなどの美味しいレンズには少なく、レンズに関わらず手ブレ補正が有効になるのはうれしい。
また、蛍光灯などの照明のちらつきで露出や色にばらつきの出るフリッカー現象を低減する機能も搭載された。シャッターのタイミングを自動的に調整してくれるので室内などで安定した露出で撮影できる。
ほかにも4Kでの動画記録やフィルムシミュレーションに映画撮影用フィルムの色や階調を再現できる「ETERNA(エテルナ)」モードを新たに搭載、動画記録時だけでなく、静止画撮影時にも選択することが可能になっている。
シャッターユニットには同社が「リーフスプリング式」と呼ぶ方式を採用したフェザータッチシャッターボタンを採用。ボタンに軽く触るだけでシャッターが切れる。
慣れないうちはシャッターボタンを押し込むタイミングが難しく、特に連写モードにしていると不意に連写してしまうこともある。しかし、慣れてしまえばわずかな指の操作でシャッターが切れるので、小気味よく感じてしまう。
押し込むというよりも半押しから少し強めに触れるようにすれば静かなシャッター音で気持ちよく撮れるようになる。
続きは「富士フイルムのミラーレス一眼をおすすめする理由 『X-H1』の機能で比較」でお楽しみください。
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