デュアルカメラの5.8型モデル「HUAWEI P20」
HUAWEI P20はHUAWEI P20 Proの機能を一部抑えた位置づけのモデルです。本体デザインもHUAWEI P20とほぼ同等で、一回りサイズが小型化しています。カメラは12メガピクセルのカラー+20メガピクセルのモノクロで、HUAWEI P10と同じ構成です。ただし、レンズはF2.2からF1.8へと明るくなりました。ディスプレーは5.8型(1080×2244ドット)で、本体サイズは70.8×149.1×7.7mm。5.1型(1080×1920ドット)ディスプレーのHUAWEI P10が69.3×145.3×7.7mmでしたから、サイズはわずかに大きくなっただけでディスプレーは0.7型も大型化しました。
背面デザインは「HUAWEI」のロゴの位置などが同じですが、カメラが2つのためカメラ周りの形状はやや異なっています。本体サイズはHUAWEI P20 Proよりも一回り小さく、片手でも楽にもてるコンパクトな大きさ。HUAWEI P10の基本機能をブラッシュアップしたモデルとも言えます。本体カラーはHUAWEI P20 Proと同じ4色展開です。
デザインと機能を追求した「HUAWEI Mate RS」
HUAWEI P20シリーズの一員として発表されたHUAWEI Mate RSは、ポルシェデザインとコラボしたスタイリッシュなモデルです。RSの意味は「Racing Sports」であり、そして公道を走ることのできるポルシェ最高のスポーツカー「911 GT3 RS」からインスパイアされたもの。
カメラはHUAWEI P20 Proと同じく40メガピクセル(カラー)+8メガピクセル(カラー光学3倍ズーム)+20メガピクセル(モノクロ)。ディスプレーは6型とHUAWEI P20 ProとHUAWEI P20の中間の大きさ。解像度は1440×2880ドットでアスペクト比は18:9と、HUAWEI P20 Pro/P20の18.7:9よりやや上下が短くなっています。
本体カラーはブラックとレッド。レッドはスポーツカーらしい華やかな色合いです。カメラはP20シリーズとは異なり、HUAWEI Mate 10と類似した背面中央に縦位置に配置されます。本体サイズは72.5×152.9×8.5mm。
HUAWEI Mate RSはデザインに優れた製品であるだけではなく、性能もかなり強化されています。まずディスプレーは指紋認証センサーを内蔵。発表会会場にあったデモ機にはまだ未実装でしたが、フロント側の画面に指先を押し付けるだけでロック解除が可能です。なお背面にも指紋認証センサーが搭載され、表側、裏側どちらからでも指紋認証が利用できます。
そして本体メモリーは6GB、内蔵ストレージは256GBと512GBを用意。ついに512GBという大容量のモデルがスマートフォンにも登場しました。そして10Wの高速なワイヤレス充電にも対応、これはiPhone Xよりも80%高速とのこと。このようにデザインとスペックどちらも最上を目指したモデルだけに、256GB版は1695ユーロ、512GB版は2095ユーロと、20万円を超える価格設定ですが、それだけの魅力にあふれた仕上がりになっています。
