コンパクトボディーとは裏腹にパワフルな音
ドライバーは30mmの密閉ダイナミック型で、それほど大きいというわけではない。
それでも、全体的にパワフルな音が楽しめる。女性ボーカルの声は艶っぽく、バックグランドの伴奏もきめ細かく聞こえる。
イヤーパッドがドーム型で、耳に押し付けられるような感じになるからだろうか、ドライバーの振動がかなり直接的に伝わってきて迫力のある音に聞こえた。
耳載せタイプなので音漏れが心配だったが、耳に装着してしまうとほとんど音漏れもせず、よほど大音量で聴かない限りは問題なさそう。
もちろん、Bluetoothということでハイレゾ対応ではないし、MDR-1AM2などと比べれば音の広がり感は少なめで音の粗さなどもあるのだが、5000円台でこの音なら満足できるような気がする。
Bluetoothヘッドフォンの魅力
Bletoothヘッドフォンはプレーヤーとヘッドフォンの間をケーブルレスにできるという意味で屋外で使うのに便利だが、個人的には屋内で使ってもむちゃくちゃ便利だと思っている。
たとえばテレビの音声をBluetoothで飛ばすことで、テレビの前にいなくても音が楽しめる。キッチンやトイレなどがあまり遠くになければ、ヘッドフォンをしたまま移動して音を聞きながら作業できる。
また、WH-CH700Nはコンパクトなので、やろうと思えば寝ながらの装着もできる。音楽を聞きながら眠りに落ちるというのもできそうだ。
デザインもおしゃれなので、手軽に使うのにぴったり。5000円台という価格もいいバランスだと思う。気になる方は店頭などでぜひ試聴してみてほしい。