イー・ラーニング研究所は3月12日、学校の授業外の学習や放課後の過ごし方を調査した「子どもの生活に関するアンケート」の結果を発表。子どもを持つ親を対象に実施した。
子どもの8割はスマホ・タブレットを所持、持ち始めた時期は4割が小学生以下
「現在お子様にスマートフォン・タブレットを持たせていますか」という質問は「はい」が76%、「いいえ」が24%。約8割の子どもがスマートフォン・タブレットを持っているとわかった。スマホ・タブレットを持ち始めた時期は、「高校以上」が51人、「中学1年生」が42人だった。また、高校生以上が51人、中学生が60人、小学生以下が81人で、約4割は小学生以下でスマホ・タブレットを持ち始めているという。
子どもの6割はスマホ・タブレットで学習、トップは「調べ物や情報収集」の活用
「お子様はスマートフォン・タブレットを使って学習することがありますか」という質問は「はい」が61%、「いいえ」が39%。約6割の子どもがスマートフォン・タブレットを使って学習しているとわかった。
また、「お子様はスマホ・タブレットを使ってどのような学習をしますか」という質問は、第1位が「調べ物や情報収集をする」で109人、第2位が「勉強用アプリを使う」で61人、第3位が「翻訳などの辞書を使う」で55人だった。インターネットの普及や情報量の拡大、スマートフォン・タブレットに関連するサービスの増加で、子どものスマートフォン・タブレットを活用した学習内容の多様化が考えられる。
放課後の過ごし方、第1位は「習い事」
「お子様は放課後何をして過ごしますか」の質問は、第1位が「習い事」で99人、第2位が「友人と遊ぶ」で83人、第3位が「部活動」で78人だった。学校では経験できない子どもの好きなことや得意なことを伸ばすため、習い事をしている子どもも多いと考えられるという。
1日の平均学習時間は、30分~1時間が半数
「お子様は自宅での1日の平均学習時間はどのくらいですか」という質問は「1時間」が70人、「30分」が58人。平均30分~1時間の自宅学習をする子どもが約半数いるとわかった。
学校の授業だけでは不十分が7割、学校の授業を補うため「学習アプリ」が1位に
「お子様の学習は学校の授業だけで十分だと思いますか」という質問は「そう思わない」が115人、あまりそう思わないが59人。約7割が学校の授業だけでは不十分で、学校外での学習の必要性を認識していることがわかった。
また、「学校の授業を補うために必要だと思うサービスは何ですか」という質問は、第1位が「学習アプリ」で148人、第2位が「英会話スクール」で103人、第3位が「学習塾」70人。小さい頃から親しんでいる世代だからこそ英会話スクールや学習塾に通うことより、学習アプリが注目を集めていると考えられるという。