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スマホカメラで3次元地図を作成「6D.ai」が資金調達

2018年03月06日 13時15分更新

文● Jack Masaki/MoguraVR

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 「6D.ai」が金額未公開の資金調達をしたと明らかとなった。

記事執筆時点での6D.ai公式サイト。意味ありげな文言と写真が置かれている

 オックスフォード大学に在学中の学生が2017年11月に設立したスタートアップ企業。AR産業の鍵を握る技術「ARクラウド」分野で、投資家などから注目を集めている。これまではスマートフォンカメラを使用して、3次元地図を作成する技術を開発してきた。3次元のデータを集めることは、ARクラウドを構築する上で非常に重要とされている。彼らは3次元データの収集を深度センサーを使わず、スマホカメラなど一般的なカメラで実施しており、高度な技術を持っていることが伺える。

 ARクラウドは、ARアプリでの体験や設置したオブジェクトをその場所に保存し、時間やデバイスを超えて共有する技術。ARが本格的に普及する鍵を握っている技術と言われている。

 6D.aiが開発しているスマートフォンカメラで3次元地図を作成する技術はAPIとして、ARアプリの開発者に広く提供される見込みとなっている。ARアプリの開発者は6D.aiのAPIを、自身が開発しているアプリのバックで動作させて3Dデータを収集。3次元データをアプリ内で活用できる。短期的にはARオブジェクトを現実世界に一体化でき、長期的にはこの収集されたデータがARクラウドのベースとなる可能性もある。

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