このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 5 次へ

一般的には数万円以上かかるデータ復元が安価な事前加入だけで行なえる!

Seagateのリカバリーサービスは年間約560円でHDDのデータ復元も可能!

2018年02月23日 11時00分更新

文● 藤田忠 編集●ジサトラ ハッチ

提供: Seagate

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 発送した後は、海外のサポートからHDD到着の報告や、進捗状況が確認できるウェブページのリンクなどがメールで送られてくる。この際のメールは基本英語だが、割と内容は簡単なので、理解できる人も多いと思う。どうしてもわからないという人の場合は、ウェブの翻訳サイトを活用するか、国内サポートに電話すればOKだ。

海外サポートから伝えられたリンクの先の専用ページでは、故障した製品が無事届いたか、データ復元の進捗、新しい製品の発送までを確認できる。これを確認する際には、サービスに申し込んだ際に送られてくる「ケース番号」と、申し込みした際のメールアドレスが必要となる

保証期間内のため、データ復元作業と同時にRMA処理が行われ、厳重梱包で新品の「ST4000VN008」が到着した

 今回依頼した「ST4000VN008」は、3年保証内だったので、データの復元作業と同時にRMA(Return Merchandise Authorization)処理が行なわれ、Seagateへ到着後1週間程度で交換品が手元に到着した。一瞬、データ復元完了かと思ったのだが、残念ながら進行状況を確認できる「Data Recovery Tracker」上では、受け取り状態のままだった。そしてその後、復旧完了とHDDを発送した旨のメールが到着し、そのメールの数日後にUSB外付けHDDが送られてきた。

USB外付けHDDは先に送られてきた内蔵HDDと同じく、しっかり梱包された状態で到着

復元されたデータの入ったUSB外付けHDDは、データ復元を依頼したHDDと同じ容量の4TB! これだけで、3年間のサービス分の元は取れてしまう

 復旧完了を伝えるメールとほぼ同時に、USB外付けHDDからPCにデータを復元する方法もメールで送られてくる。このメールも英語だが、画像付きで解説されているため、割と直観的に理解できる。また、到着したUSB外付けHDDをPCに接続し、Seagateからのメールに記載された暗号化解除のパスワードを入力して、復旧されたデータにアクセスするだけと、簡単なので迷うことも少ないだろう。

送られてきた外付けHDDは、USB3.0接続対応のSeagate「Expansionポータブル」シリーズの4TBモデルだ

USB外付けHDDはWindowsのBitLockerドライブ暗号化が施されている

鍵のアイコンでロック。パスワードを入力しないとアクセスできないようになっている

暗号化の解除パスワードは、Seagateサポートからのメールに記載されている。HDDをクリックし、ダイアログにパスワードを入力しよう

復元されたデータは「R」フォルダーに保存されている。なお、そのほかのファイルは「Expansionポータブル」のツール類

PDFや動画ファイルなど、ユーザー作成のデータが復元されていた

「データRescueプラン」は安くて安心が最大の魅力

「データRescueプラン」は、掛け捨てになるが1年/4.99ドル(1ドル112円で約560円)、2年/9.99ドル(約1120円)、3年/14.99(約1680円)で、ハード的な破損によるデータ損失からの復元を、追加料金不要で行なってもらえる。そのうえ、海外からの発送費は無料な点や、復旧データはUSB外付けHDDで提供されると、コストパフォーマンスは抜群と断言できる。

 しかし、本サービスは原則2週間くらいで手元にデータが戻ってくるとのことだが、今回はBIOSやOS上から一切認識せず、モーターの回転音も聞こえないハードウェア破損品だったのと、長期祝日などが重なったことで外付けHDDが送られてくるまで2週間以上の時間がかかった。このように、破損状態や発送タイミングによっては、2週間を超えることがあるようだが、海外を行き来していることを考えれば仕方がないことだろう。

 現在はHDD発送後のやり取りが英語のみだったりと、ライトユーザーだと気後れする点もあるが、同社は今後ウェブ登録ページの日本語化なども予定しており、近いうちにどんどん使いやすくなるといった期待感も高い。復元した内蔵HDDとは別に、復元したデータの入ったUSB外付けHDDが貰えるといった副産物もあり、コスパも含めとてもお得なサービスとしてオススメしたい。

(提供:Seagate)

前へ 1 2 3 4 5 次へ

カテゴリートップへ