一般的な暗号通貨用の170分の1、わずか8MBのメモリーで動作
Keychain、世界最小のブロックチェーン認証セキュリティーソフトを開発
2018年02月20日 14時30分更新
Keychainは2月15日、ブロックチェーンを活用した世界最小のIoT認証セキュリティーソフトを開発したと発表した。IoTデバイスでの実装を目標に開発している。
現在一般的なIoT向け仮想通貨用プログラムとしてはIOTAと呼ばれるソフトウェアがあるが、新たに開発したソフトウェアはIOTAの170分の1にあたる8MBのメモリーで動作。Raspberry Pi Zero(メモリー512MB)でも動作し、すでに経済産業省、NEDO、IoT推進ラボにデモンストレーションしたという。また、同社ではさらに小さなIoTデバイス(64MB)でも動作するとしている。
マシン・デバイスごとのIdentity生成・管理、End-to-end暗号化通信、デジタル署名とその更新台帳の保持、デバイスキーの更新など各種セキュリティー機能を持ち、1デバイスあたり100取引/秒というリアルタイム性も持つ。OSはLinux/Windows/Android/iOS/RTOSに対応。