31日、日本市場への参入とフラグシップ端末「R11s」の投入を正式発表したOPPOだが、発表会終了後に日本法人であるOPPO Japan株式会社代表取締役、鄧 宇辰氏、および製品担当者がグループインタビューに応じた。
そこで繰り返し発せられたのが、「初めて日本市場に参入するので、リサーチしている最中」という点だ。現状のR11sが、日本のユーザーが求めるものに完璧に対応しているとは考えておらず、これからユーザーとのコミュニケーションの中で、日本に向けたローカライゼーションも含めて、考えていきたいという姿勢を示した。
一方で、OPPOは本国の中国、アジア圏を始め、オーストラリアやニュージーランド、シンガポールといった先進国市場を含め、グローバル展開を進めており、すでに中国のユーザーだけを向けて製品を作ってきたわけではないとし、OPPOのスマホが日本市場で受け入れられる可能性はあるという自信も見せている。
日本市場については、iPhoneが高いシェアを持っているということはOPPOにとってもプラスだと言う。なぜなら、日本のユーザーがデザインと高いユーザー体験を大事にしているという証であり、それはOPPOにとっても大事なポイントだからと言う。また、日本のキャリアや消費者が求める品質レベルは世界で一番高いと言われており、日本市場で鍛えることが今後の同社の海外展開にも繋がるとした。
さらに2年以内に日本採用のスタッフを始め、数百名規模の現地オフィス(日本法人)を構えて、展開していきたいとのこと。日本では1機種をリリースしただけで、まだまだスタートしたばかりのOPPOだが、大きなビジネス展開を想定していることがうかがえた。今後の製品展開も含めて期待したい。