2018年1月26日、デルが13.3型ノート「New XPS 13」の最新モデルを発売、同時に発表会を開催した。最大解像度フルHDの「プラチナシルバー&ブラック」モデルの直販価格は16万9980円(税別)から。最大解像度4K Ultra HD(3840×2160ドット)の「ローズゴールド&アルペンホワイト」は19万4980円(税別)から。CPUとしてそれぞれインテルの第8世代Coreを採用、パフォーマンスが最大約2.2倍向上している。ディスプレーのペゼル幅が従来の約5.2mmから約4mmになり、約23%狭くなった(本体に対する割合は約80.7%)。4K Ultra HDフレームレス・ディスプレイはsRGBカバー率100%、コントラスト比1500:1を実現。0.65%の反射防止コーディングを施している。
新コンセプト「DELL CINEMA」でHDR対応、NetflixのHDRコンテンツ視聴も可能に
デルは、「New XPS 13」最新モデルにおいて、「CinemaColor」「CinemaSound」「CinemaStream」の3要素から構成される新コンセプト「DELL CINEMA」を提唱。「CinemaColor」は、Windows HD ColorをサポートすることでHDRストリーミングコンテンツのデコードおよび表示に対応したもの。NetflixのHDRコンテンツの視聴も行なえる。
「CinemaSound」は、WavesMaxx Audio Proを採用したデル独自のオーディオイノベーションを指し、鮮明な高音や迫力ある低音を提供するとしている。「CinemaStream」はKiller Wireless、またはデルとRivet Networksが共同開発したSmartByeにより、オンラインストリーミングビデオを最適化し、バッファリングの削減、より多くの帯域幅、優れた解像度を実現するとうたっている。
新色「ローズゴールド&アルペンホワイト」をラインナップ
また最新モデルでは、「プラチナシルバー&ブラック」モデルに加えて、パームレスト部にグラスファイバーを採用した「ローズゴールド&アルペンホワイト」モデルをラインナップ。「ローズゴールド&アルペンホワイト」モデルでは、パームレスト部分にデル専用に開発されたアルペンホワイトの編み込みグラスファイバーを採用している。結晶シリカの繊維を編み込むことで軽量かつ高い強度を実現。さらに、時間が経過しても変色せず汚れがつきにくいように、バックライトや紫外線による日焼け防止UVカット加工や防汚加工を施している。またグラスファイバーは金属より断熱性に優れており、本体を急速に冷却できるため、長時間の連続使用でもハイパフォーマンスを維持できるとしている。
「プラチナシルバー&ブラック」モデルは、パームレスト部にカーボンファイバーを採用。軽量化とともに高い強度を確保している。液晶画面には傷に強いCorning Gorilla Glass 4を採用。
新たな冷却対策として、排熱パイプとファンをそれぞれ2つ搭載。NASAが火星探査機などで利用しているものと同様の熱絶縁フィルム「GORE Themal Insulation」をノートPCとして初めて本体に採用。排熱パイプの一部をこの熱絶縁フィルムで覆うことで冷却効率を高めている。
このほか、Windows Hello対応の内蔵赤外線カメラ、指紋認証リーダー(電源ボタン上に配置)を搭載。顔認証によるロック解除や、電源ボタンに触れてログインするなどが行なえる。Microsoft Cortanaに対応した4基のマイク入力端子も内蔵し、最大約4.3m離れた場所から音声認識機能が利用可能としている。
インターフェースとしては、Thunderbolt 3(PowerShare)端子×2、USB 3.1 Type-C(PowerShare)端子を搭載。最大2台の4Kディスプレーの接続、ノートPCの充電、最大40Gbpsでのデータ転送などが可能。またUSB Type-A/Type-C変換アダプターを標準で同梱。
本体サイズは、13型クラスのノートで世界最小となる幅302×奥行き199×高さ7.8(最厚部約11.6)mm。従来モデルから約30%(約3.4mm)の薄型化を行なっている。重量は約1.21kg(最軽量時)。フルHD採用機のバッテリー駆動時間は約19時間46分。4K Ultra HDの場合は最大約11時間。
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訂正:メーカー情報に修正があったので、記事の一部情報を修正いたしました。(2018年01月29日)