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オネーサンもいいけれど!

あのケン・ブロックも来た! 東京オートサロン2018のやりすぎカスタムカーたち

2018年01月19日 10時00分更新

文● 松永和浩 写真●松永和浩、高橋秀彰

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ドレスアップなら日本も負けてない!

 日本のスーパーカーも忘れてはならない。昨年新型となったHONDA NSXも数多く出展されている。AIMGAINではフロントのバンパースポイラーやフェンダーをオリジナルで製作。サイドステップやリアスポイラーなども小ぶりであるが、いかにも効きそうなデザインで製作し、シックにまとめ上げている。その対極でド派手なのがLibarty WalkのNSX。おなじみのリベット留めオーバーフェンダーで迫力満点だ。

 トヨタがオートサロンで発表した新スーパーカー「GRスーパースポーツコンセプト」。ルマンに参戦したTS050 HYBRIDのロードバージョンといえるクルマで、カスタムカーではないが超希少なクルマであることは間違いない。市販時期もこのままのデザインで市販されるかも未定ではあるが、億単位の富裕層向けのクルマが日本から発信されることは、これからの自動車業界にとって大きな夢となるだろう。

 トヨタのGRスーパースポーツコンセプトとは真逆に、昭和43年に初めてロータリーエンジンを実用化したマツダのコスモスポーツをレストアした上で、RE雨宮製の13Bロータリーエンジンを搭載したプチモンスターもRE雨宮から出展されていた。歴史的名車を惜しげもなくカスタマイズするところもオートサロンならでは。

 最後に、いかにも東京オートサロンな1台を紹介したい。VITABONブースに展示されていたトヨタのハイエース。ただの派手なハイエースだと思ってはいけない。なんと日産GT-RのVR38DETTエンジンが搭載されているのだ! 世界最速のハイエースを目指すというクレイジーな1台。現時点でGT-Rのノーマル出力である500馬力仕様となっているが、将来的には800馬力を目指しているということで、そのモチベーションがどこから来るのかを考えさせられた。こういうオリジナリティーあふれる発想こそがオートサロンなのだ、ということを見せ付けられた気がした。

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