水中ドローンとして話題のPowerVision「PowerRay」の販売がツクモパソコン本店でスタートしている。魚群探知機や釣り餌投下機まで備える、釣り人にとっては必見のアイテム(?)かも。
空を飛ぶだけがドローンじゃない。というワケで登場したのが「PowerRay」。昨年、海外で発売された際に話題となった製品のため、見覚えのある人もいるかもしれない。AOW(アドバンスド・オープンウォーターダイバー・ライセンス)で潜水できる深度30mまで潜航可能なので、かなりの広範囲で利用できるのがポイントだ。
操縦は付属のコントローラーを使用。「PowerRay」を水面にプカプカと浮かべてスイスイと泳がせることができる。なお、最大前進速度は1.5m/s(静水中)。フロントには4K(3840×2160/25fps)対応のカメラを搭載しており、スマートフォンで専用アプリを使えばフルHD動画をリアルタイムで見ることが可能(静止画解像度は最大12M/4000×3000)。さらに、5.5インチまでのスマートフォンを装着できる簡易VRヘッドセット「ZEISS VR ONE Plus」が付属。VR視点で操作することもできる。
「PowerRay」は、ただ水中を泳ぎまわるだけではない。なんと水中魚群音波探知機「PowerSeeker」と釣り餌投下機がオプション装備される(「ANGLER」と「WIZARD」モデルのみ)。本体下部に取り付ける「PowerSeeker」は、水中の魚の状況はもちろん水温や水深、地形までを手元のスマホに表示してくれる。なお、基本スペックは、ソナー周波数125KHz、探知角度30度、動作深度0.6~40m。
釣り餌投下機は魚を見つけたら仕掛けを投入できるという、釣り経験者にとってはある意味夢のような機能。狙ったポイントまで「PowerRay」を動かし水中を確認。魚がいたらピンポイントに仕掛けを投入するというワケ。魚がいたら逃げるだろうとか、そもそもそれは釣りなのかという疑問はあるものの、試してみたいユニークな機能ではある。
今回ツクモパソコン本店で入荷を確認したのは、「PowerRay」本体(サイズ465×270×126mm、重量3.8kg)に、ベースステーションやトランスミッター、コントローラー、充電器、ACケーブル、通信ケーブル70m、「PowerSeeker」、釣り餌投下機、スーツケース、VRゴーグルが同梱される最上位モデル「PowerRay」WIZARD。
最長動作時間は低速モードで4時間、中速モードで1.5時間、高速モードで0.5時間。価格は21万8000円(税抜)。