撮影モードなど設定はかなりシンプル
撮影に関する機能もシンプルで、基本的には撮るだけと考えていい。一応スマホからの設定で記録解像度の設定と、水中撮影のオン/オフ、「アクティブDライティング」のオン/オフ、「ピクチャーカラー」の選択が可能だ。
アクティブDライティングは暗部補正を行なう機能。全体に明るめになるものの、シャドー部が持ち上がり、ハイライトも抑え気味になる。
効果は抜群で、日差しが強い条件ではかなり有効。逆に曇りや明暗差の少ないシーンでは眠い描写になる。
ピクチャーカラーは写真の仕上がりを調整する機能。それぞれの効果は大きい。上の写真のようなハイコントラスト状態でも、ビビッドは暗部の描写が崩れない。これは評価できる。
階調の幅が広く、精細感のある画質
単純に撮るだけの道具と割り切ればその分シンプルで操作性はいいと思えるが、上面と側面に備わるシャッターボタンは電源のオン/オフ問わず、触れば撮影がはじまってしまう。
特に上面にあるシャッターボタンは大きめで、カバンからの出し入れの際などについ触ってしまいがち。じゃあ、側面を持って取り出そうとすると、そこにもシャッターボタンがあり……持つ場所をちゃんと考えないと気がついたら撮影していたということもあるので取扱いには注意だ。
画質的には直射日光のあたるシーンでも階調の幅がかなり広く、ハイライトの白飛びがよく抑えられている。画質はいいほうだが精細さがもう一歩っと感じた。
とはいえ、360度の撮影が簡単にできる点を考慮すれば高く評価できる製品だ。
雪山で一風変わった写真を撮ろう!
というわけで、さまざまなアクションカメラ(的な)製品を紹介してきたが、どのカメラも衝撃や水濡れに強く、スキー場や雪山に持ち込むのにうってつけ。
そして、超広角の一風変わった写真が撮れるということで、動画だけではなく静止画撮影も楽しんでみていただきたい。
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