手のひらサイズでもCore i5/Core i7とGTX 1060を搭載
ペットボトル2本分と小型でもゲームが快適なPC「GALLERIA Mini」
2017年12月20日 09時00分更新
小さくてもゲームが遊べる。最近、そんな流れが目立っている。通常サイズのデスクトップパソコンを設置するのは厳しいが、テレビやディスプレーはあるといった層を狙っているようで、細い縦長だったり、手のひらサイズに近い大きさであったりと、各社ごとの色が出たモデルが登場している。今回試用したドスパラの「GALLERIA Mini 1060」も、そんな小型ゲーミングパソコンの1つ。どこにでも設置しやすいのが魅力の一品だ。今回は外観をチェックしていこう。
コンパクトでも冷却を充分に考えてある
GALLERIA Mini 1060は、Core i5-7500かCore i7-7700を採用したモデルがあり、GPUはともにGeForce GTX 1060(6GBGDDR)を搭載。メモリーは8GB、ストレージは250GB SSDとなっている。価格は、Core i5モデルが16万1978円から、Core i7モデルが17万8178円から。
まずは外観からみていこう。外観は黒ベースで、天板と両側面にメッシュを採用して冷却性能を確保しているが、それ以上にペットボトル約2本分のサイズ感のほうがインパクトを放つ製品だ。
小型でもインターフェースはしっかり確保。正面にUSB 3.1端子、USB 3.1(Type-C)端子、ヘッドフォン端子、マイク入力端子、右側面にUSB 2.0端子×2、背面にUSB 3.1端子×2、有線LANを備えている。映像関連は、HDMI×2(iGPU/dGPU)、DisplayPort、mini DisplayPort。
またIEEE802.11 ac/a/b/g/nとBluetooth 4.2に対応する「Intel Wireless-AC 3168」を搭載しており、付属のアンテナを使用してのWi-Fi接続可能。そのため、都合のいい場所に設置しやすく、持ち前のコンパクトっぷりをより加速させている。たださすがにACアダプターは巨大で、邪魔にならないところに隠しておけるようケーブル配線の検討が必要になる。
内部を見てみよう。ケースの脱着は比較的カンタンで、2.5インチのストレージやM.2 SSDが追加できる。背面のネジを外してケースをスライドさせると、ふたつのファンが確認できる。CPU用とGPU用になっており、ほとんどファンで埋まっているビジュアルだ。またメモリースロットも確認できる。
正面側の上下に固定ネジがあり、電源ボタンと正面のインターフェース用のコネクターを抜くと、背面にもアクセスできる。背面には、2.5インチシャドウベイ×2があり、SSDやHDDを追加できる。加えて、M.2×2(PCI-e、SATA)も空いているため、ストレージに関しての拡張性は充分にあるのもポイントだ。なおGPUの交換は可能といえば可能だが、このタイプのグラボの入手はすこぶる難しいので、換装は考えないほうだいいだろう。
GALLERIA Mini 1060の主なスペック | |
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CPU | Core i5-7500(3.4GHz)/Core i7-7700(3.6GHz) |
グラフィックス | GeForce GTX 1060(6GB GDDR5) |
メモリー | 8GB |
ストレージ | 250GB SSD |
内蔵ドライブ | ー |
通信規格 | 有線LAN(100BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.2 |
インターフェース | USB 3.1端子×3、USB 3.1(Type-C)端子、HDMI端子、mini DisplayPort、DisplayPort、マイク入力端子、ヘッドフォン出力端子、有線LAN端子など |
サイズ/重量 | およそ幅81.9×奥行154.5×高さ213mm/約2.1kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |