後ろの景色が見える! 現在開発中の夢のディスプレー
このほかの同社が現在開発中の技術も少し紹介した。
透明なガラスに浮かび上がるように映像が表示される高透過・透明ディスプレーは、カラーフィルターと偏光板をなくすことで70~80%の背景透過度を実現。ARや車載用のインフォメーションディスプレーとしての用途を想定している。
また、超低消費電力を実現したディスプレーは、バックライトのない反射型ディスプレーの画素にメモリーを内蔵することでデータを保持。データの書き込みを必要な時にだけ行なうことで消費電力を抑える。
このほか、17インチの8Kディスプレーや、それを応用した裸眼3Dディスプレー(動画対応)なども開発しているとのことだ。
そして同日、803ppiという超高精細なのVR(HMD)専用ディスプレーパネルを開発したと発表。実際の製品を会場に展示してデモを行なった。
パネルは3.6インチで1920×2160ドット、90Hzで駆動。来年度中に量産できるのではないか、とのことだ。