シャープが29日、独自技術「プラズマクラスター」発生ユニットの最上位モデル「プラズマクラスターNEXT」を発表。現状の最上位ユニット「プラズマクラスター25000」の倍にあたる発生量をもつそうです。同日、同ユニットを搭載したエアコン「Xシリーズ」、同じく加湿空気清浄機「KI-HP100」も発表しました。どちらも来年1月25日発売です。
エアコンXシリーズはWi-Fi接続機能をもつのが特徴。適用畳数6畳から26畳までの9製品をラインナップ。市場想定価格は23万円前後から37万円前後です。
同社のアプリ「COCORO AIR」を通じ、エアコンと加湿空気清浄機を連携させて運転する機能をもちます。たとえばエアコンの暖房をオンにしたとき加湿空清が加湿運転をはじめて乾燥を防ぎます。照明を落とすと空気清浄機の照度センサー情報からエアコンがおやすみモードに切り替わります。
アプリからは曜日や時間などのタイマー設定も可能。温度や湿度などをもとにした部屋の「快適度合い」も外出先からアプリで確認できます。アマゾンのスマートスピーカー「Amazon Echo」にも対応。「Alexa、COCORO AIRを使って3℃上げて」などと音声で操作ができます。
加湿空気清浄機KI-HP100は3方向気流制御ルーバーを搭載、3つの方向に風を吹きわけられるのが特徴です。市場想定価格は13万円前後。
人感センサーを搭載し、人がいないときは強力に、人がいるときは消費電力や運転音をおさえた運転モードに切り換えます。やはりWi-Fiを通じてアプリCOCORO AIRを使用可能。アプリから消耗品の交換時期を知ったり、住んでいる地域の空気情報などを確認できます。こちらもAmazon Echoに対応し、声で操作ができます。
プラズマクラスターは2000年10月に発売した空気清浄機「FU-L40X」に初搭載した技術。シャープでは水産加工工場、病院など業務用製品にも搭載し、世界109ヵ国で展開しています。新技術プラズマクラスターNEXTの開発にあたっては慶應義塾大学の満倉靖恵准教授とともに脳波測定を通じて技術を検証したそうです。発表会場には試験に使用したヘッドギアも展示していました。
書いた人──盛田 諒(Ryo Morita)
1983年生まれ、家事が趣味。0歳児の父をやっています。Facebookでおたより募集中。
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