ドスパラの13.3型ノートパソコン「Altair F-13」(関連記事)は、8万6378円からとお手頃価格ながら、モバイルノートとしてプライベートからビジネスシーンまで幅広く使える性能を備えている。負荷の高い処理をした場合の実用性はどうなのだろうか。いくつかのベンチマークテストで、さらなる実力をチェックしてみた。
ベンチマークでも高水準かつバランスのとれた性能を発揮
まず、PCの総合的な力を見るベンチマークである「PCMark 8」と「PCMark 10」の結果は以下のようになった。
いずれもハイエンドパソコンやゲーミングパソコンには劣るものの、モバイルノートとしては非常に優秀なスコアを記録した。これは、Corei5-7200U(2.5GHz)、8GBメモリー、256GB SSDという、バランスのとれた基本スペックがもたらした結果だろう。
Altair F-13のGPUは、CPU内蔵のインテル HD グラフィックス 620となっている。この、グラフィック性能についてもチェックしてみた。
3D性能が測定できる「3DMark」を実行。「Time Spy」と「Fire Strike」を計測してみたが、3D描画は少々厳しそうだ。ただ、ゲーミング向けというわけではなく、ウェブブラウジングや動画閲覧、Officeソフトを使った作業などは問題なくできる性能は持っているため、3DMarkの結果はそこまで気にしなくていい。
タイトルと設定次第でゲームも楽しめる!
3Dゲームタイトルはどの程度まで動作するのだろうか。「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」を、1920×1080ドット、フルスクリーンモードで実行した。その結果、最も負荷の低い「標準品質(ノートPC)」で「普通」、「高品質(ノートPC)」で「設定変更が必要」となった。
続いて「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver1.51」を、同じく1920×1080ドットのフルスクリーンモードで実行したところ、こちらは「グラフィック設定」が「低品質」で「快適」、「標準品質」と「最高品質」で「普通」という評価になった。
ゲームについては、タイトルと設定次第で楽しめそうだ。CPU内蔵GPUのため、最新の3Dゲームタイトルがサクサク動くというわけにはいかないが、比較的負荷が低いライトなタイトルを遊ぶには十分といえるだろう。
Altair F-13は、13.3型ディスプレーのコンパクトなモバイルノートながら、優れた性能を備えている。それでいて、8万円台で購入できるという圧倒的なコストパフォーマンスも魅力のひとつ。外出時用に万能なモバイルノートがほしいという人はもちろん、低価格なメインマシンを探しているという人にも、ぜひオススメしたい1台だ。
試用機の主なスペック | |
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機種名 | Altair F-13 |
CPU | Core i5-7200U(2.5GHz) |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 620 |
メモリー | 8GB |
ストレージ | 256GB SSD |
内蔵ドライブ | ー |
ディスプレー | 13.3型(1920×1080ドット)、グレア液晶 |
通信規格 | 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.2 |
インターフェース | USB 3.1端子×2、USB 3.1(Type-C)端子、HDMI端子、マイク入力/ヘッドフォン出力端子、SDカードスロット |
サイズ/重量 | およそ幅327×220.6×奥行19.6mm/約1.35kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |