ウェブブラウジングやYouTubeでの動画閲覧時のCPU利用率をチェック
普段使いで性能に文句なし、8万円台でお手頃の13.3型ノートPC
2017年11月23日 09時00分更新
ドスパラの13.3型ノートパソコン「Altair F-13」(関連記事)は、Core i5-7200Uを採用し、メモリーは8GB、ストレージは256GB SSDを搭載。この構成で、8万6378円からというお買い得価格を実現している。購入時のカスタマイズ項目は、SSDを256GBから500GBへ変更できるのみで、カスタマイズメニューが豊富なドスパラとしては珍しい。しかし、性能とコストのバランスが絶妙な本機に関しては、そこまでカスタマイズが重要だとは感じない。
モバイルノートとして十分な実力を発揮
今回は、Altair F-13の基本構成でどれくらいの性能を持っているかチェックしてみた。まずは、Windowsの基本的な評価をするプログラム「WinSAT.exe」(「Windows エクスペリエンス インデックス」)から。結果は、「グラフィックス」こそ「6.3」と若干低めだが、そのほかの項目は「プロセッサ」が「7.6」、「メモリ」が「7.8」、「プライマリ ハードディスク」が「8.1」と、高いスコアをマークしている。
Altair F-13は、CPU内蔵のインテル HD グラフィックス 620を利用している点から、別途GPUを搭載したゲーミングモデルと比べると、グラフィックスのスコアが低くなってしまう。しかし、モバイルノートの用途として考えれば十分なレベル。ウェブブラウジングやメールの送受信など、一般的な作業では困らないだろう。また、Windowsの起動や各種アプリケーションの動作も、ストレスを感じることなく快適に使用できた。
ストレスなく快適にウェブブラウジング!
では、実際の使用でどの程度の負荷がかかるのか、ウェブブラウザー利用時のCPU利用率を確認してみた。まず、ASCII.jpのトップページを表示した場合は、ウェブブラウザーの起動で瞬間的に60%近くまで上昇するもののすぐに落ち着き、閲覧時は10%以下で推移していた。
YouTubeのフルHD動画を再生してみたところ、やはり一時的にCPU利用率が45~55%程度まで上昇するが、こちらもすぐに落ち着いた。一度落ち着いた後は、再生中でもほぼ10%以下の数値で安定していた。
いずれの場合も、CPU利用率のピークが60%以下でおさえられており、まったく処理が止まる様子はみられなかった。また、モバイルノートの傾向として、筐体がコンパクトなため熱が溜まりやすく、高負荷状態で排熱ファンの音が気になるようなケースも見られるが、Altair F-13はそうした心配も無用。会社や家庭での一般的な使い方ならば、ストレスなく快適に利用できるだろう。
試用機の主なスペック | |
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機種名 | Altair F-13 |
CPU | Core i5-7200U(2.5GHz) |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 620 |
メモリー | 8GB |
ストレージ | 256GB SSD |
内蔵ドライブ | ー |
ディスプレー | 13.3型(1920×1080ドット)、グレア液晶 |
通信規格 | 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.2 |
インターフェース | USB 3.1端子×2、USB 3.1(Type-C)端子、HDMI端子、マイク入力/ヘッドフォン出力端子、SDカードスロット |
サイズ/重量 | およそ幅327×220.6×奥行19.6mm/約1.35kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |