“AIスマートフォン”という言葉がトレンドになる!?
iPhone XのFace IDの認識精度は高いようだし、おそらく今後はSamsungなどの競合も”AIスマートフォン”に乗り出すだろう。おそらく次のCESやMWCのキーワードになるだろう。
これまでクラウドで行なっていた複雑な処理がスマートフォン上でできるようになると、上記のような翻訳や通訳がもっとスムーズになるだろうし(旅行中はネットワークがない状況もありうる)、機械学習を活用したこれまでにないアプリケーションが生まれそうだ。もちろん、端末がユーザーの好みや利用パターンを分析して機能やサービスを提案してきたり、特定の時間になると特定のことをするなどのことが可能になってもおかしくない。
スマートフォンに追加する目新しい要素に飢えているベンダー各社には格好の材料となりそうだが、Elon Musk氏など慎重に進めるべきと警笛を鳴らす向きもある。パーソナルで身近なスマートフォン上でAIが利用できるということのマイナス面や副作用も気になるところだ。
筆者紹介──末岡洋子
フリーランスライター。アットマーク・アイティの記者を経てフリーに。欧州のICT事情に明るく、モバイルのほかオープンソースやデジタル規制動向などもウォッチしている
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