4Kテレビも低価格化が進み、この年末にも購入しようと考えている人も多いだろう。
周辺環境も整いつつある。ゲーム機やBDレコーダー、動画配信サービスなども続々と4K化しており、2018年末には4K/8Kの実用放送もはじまる(ただし、現在の4Kテレビでそのまま見ることはできない)。
このような状況の中、おすすめしたいのが4KテレビにPCを接続すること。動画を見るにしても、PCゲームをするにしても、4Kテレビは画面が大きいので迫力が違う。そして、動画表示を前提に開発されている分、オンライン映像などもきれいだ。
そこで、4K出力できるテレビ接続用PCをピックアップしてみた。結果から言ってしまうと、コンパクトなNUC系ベアボーンがおすすめだ。
テレビ周辺における小型ボディーと
お手頃な価格が魅力のベアボーン
なぜベアボーンかというと、まずPCはできる限り小型のほうがいい。理想はスティックPCだが、それではややパワーが不足が懸念される。
ベアボーンは小型の製品が多く、4K出力をうたうものも多い。さらに、CPU搭載型が多いので、メモリーとストレージを追加してOSを入れれば、すぐ使えて手軽だ。
さらに、去年から今年にかけて発売された製品の価格下落が結構進んでおり、インテルの第7世代Core iプロセッサーを搭載したものでも5万円前後で買える。比較的お買い得ではないかと思ったのだ。
というわけで、候補に挙がったのが以下の機種だ。基本的にはテレビに接続することを前提としているため、HDMIで4K出力ができる製品が前提。
理想としては4K/60pでHDR出力もできるHDMI 2.0a端子搭載製品が欲しいところだが、そこは懐具合と相談だろう。
2.5インチストレージが使えるインテル「NUC7i5BNH」
CPUはCore i5-7260Uを搭載し、HDMI 2.0aに対応するインテルのNUC。4万7000円程度で購入できる。ストレージはM.2はもちろん、2.5インチSSD/HDDを内蔵可能。2.5インチのSSDならM.2より若干安く買える傾向にあるので、コストを抑えたいならこれがいいかも。基本仕様は同じでさらに小さい「NUC7i5BNK」もある。
リモコン付きでリビングPCにぴったり
ASRock「Beebox-S 7200U/B/BB」
Core i5-7200Uを搭載する小型ベアボーン。4万5000円前後で購入が可能。こちらも2.5インチのストレージを内蔵可能で、VESAマウントに装着するためのブラケットも付属する。リモコンが付属しているのでリビングPCにはうってつけ。
見た目がカッコいいミニPC
ECS「LIVA Z Plus」
Core i5-7200Uを搭載するモデルは5万円前後で購入できる。搭載するHDMI端子は1.4bなので4K/30pまでの出力だが、DisplayPortでは4K/60pでの出力ができる。ストレージはM.2が内蔵可能。
2万5000円程度で買える格安4Kベアボーン
Shuttle「DX30」
Celeron J3355を搭載するファンレスベアボーン。CPUはAtom系(Apollo Lake)であるが2万5000円程度で購入できる。2.5インチのストレージを内蔵可能なので、5000円未満で買える500GBクラスのHDDを組み合わせればかなりコストは抑えられる。