11月14日、Mozillaがウェブブラウザーの最新版「Firefox Quantum」をリリース。ダウンロードが可能となっている。
Mozillaいわく、従来から2倍のパフォーマンスを実現した、というその実力はどこまで本当なのか、日ごろFirefoxをメインに使っている筆者は非常に気になって仕方がなかった。そこで、いろいろなベンチマークサイトにアクセスして性能を試してみた。
ちなみに使用したPCのスペックは、CPUがCore i5 7200U、メモリーは8GB、でストレージはSSDとなる。
なお、Firefox Quantumの直前のバージョンである「Firefox 56.0.2」のほか「Microsoft Edge」(40.15063.674.0)、「Google Chrome」(62.0.3202.89:64.41)でも測定してみた。
「SPEEDOMETER 2.0」の結果
まずは、MozillaがFirefox Quantumで従来バージョンより2倍のパフォーマンスを達成した、という SPEEDOMETER 2.0を試した。
結果的には、2倍とはいかない。それは当然で、2倍という数値は半年前のバージョン(52)との比較だから。それでも前バージョンよりかなり高速化している。そして、結果的には「Google Chrome」が一番速い結果だった。
「Octane2」の結果
Googleが開発したJavaScriptの性能を測定するためのベンチマークがOctane2。結果は前バージョンとほぼ横並び。ほかのブラウザーとも大きな差は付かなかった。
「JetStream」の結果
JetStreamは、アップルが開発したJavaScript測定用ベンチマーク。こちらも前バージョンとはあまり大きな差はない。Microsoft Edgeが好成績だった。
「Peacekeeper」の結果
Peacekeeperは、Futuremarkが開発したベンチマーク。HTML 5などウェブの最新の標準技術性能を測定できる。こちらもFirefoxは前バージョンと同等のスコア。Microsoft Edgeは実行できないプログラムがあり、スコアが低くなっていると思われる。