ヤフー(株)が27日発表した2018年3月期第2四半期(4~9月)連結決算は、売上高が前年同期比4.5%増の4280億2200万円、営業利益が同5.4%減の949億7800万円、純利益が同2.1%減の676億4000万円と、増収減益となった。
EC国内流通総額は9944億円
検索連動型広告などの広告関連の売上増や(株)イーブックイニシアティブジャパンの連結子会社などの影響で増収となったが、EC取扱高拡大に向けた83億円の投資など影響で減益となった。
「ヤフオク!」「Yahoo!ショッピング」、アスクルの「ASKUL」「LOHAC
O」などが主な事業となる「コマース事業」は、売上高が同5.5%増2837億円、営業利益が同8.2%減の393億円。同事業が全売上に占める割合は66.3%となった。EC国内流通総額は、同15.3%増の9944億円。
第2四半期(4~9月)ベースの売上高は2152億円で、メディア事業が前年同四半期比2.1%増の710億円、コマース事業が同6.3%増の1414億円だった。コマース事業のうち、アスクルグループを省いた売上高は6.3%増の594億円、アスクルグループの売上高は同2.1%増の820億円だった。コマース事業のうち、アスクルグープの売上が占める割合は、38%となった。
「Yahoo!ショッピング」は顧客数の大幅増やソフトバンクユーザーのTポイント還元策が奏功し、「Yahoo!ショッピング」と「LOHACO」を合わせたショッピング事業取扱高は前年同期比39.1%増の1407億円となった。
「Yahoo!ショッピング」取扱高のうち、Yahoo!プレミアム会員の取扱比率は、約72%に拡大した。9月末時点での月額有料会員ID数は同42.1%増の2470万IDで、このうちYahoo!プレミアム会員数は1793万IDだった。