シュッピン(株)は23日、今年5月に発表した2018年3月期第2四半期(4~9月)の業績予想を上方修正した。
「One To Oneマーケティング」が奏功
第2四半期の予想は前回予想との比較で、売上高を11.8%増の144億3500万円、営業利益を25.7%増の7億3600万円、経常利益を26.1%増の7億3000万円、四半期純利益を27%増の5億300万円にそれぞれ修正した。前年の第2四半期実績は、売上高が111億6100万円、営業利益が4億7200万円、経常利益が4億6600万円、四半期純利益が3億1900万円。
第2四半期は、EC市場とカメラ新品市場がともに堅調に推移し、顧客ごとの取引データやニーズに基づいて商品をレコメンドする「One To Oneマーケティング」により買取・販売、新規会員数が増加。主力のカメラ事業の売上高拡大に対し持続的に寄与した。また、時計事業では戦略的な商品ラインナップの拡大や、株高などの資産効果に伴う高額消費の増加などにより、売上高は好調を維持。カメラ・時計事業ともに売上高を伸ばした結果、前回予想を上回る見込みとなった。
通期の業績については、第3四半期以降も事業が堅調に推移する見通しで、同社の商戦期となる12月商戦を含む第3四半期の進捗状況を踏まえた上で、必要に応じて予想修正を行う予定。