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さすが一流ブランド、USBケーブル収納ポケット付きのウォッチケースが付属

忙しい時ほど頼りになる! エンポリオ アルマーニ初のタッチスクリーンモデルを使ってみた

2017年10月26日 09時00分更新

文● 渋谷ヤスヒト 編集●飯島恵里子

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今回試用した「エンポリオ アルマーニ コネクテッド ART5000」、価格は5万9400円。ブランドとしては初のタッチスクリーン式。ブレスレットもディテールの作りも同ブランドの腕時計の正統的なデザインを引き継いでいる

 エンポリオ アルマーニのスマートウォッチラインから、初のタッチスクリーンタイプがついに発売された。これまではハイブリッド(アナログ針)タイプだったので、待望の発売だ。実際、「ビジネスツールとしてどのくらい役に立つのか?」と、前々から気になっていた。

 ボクがスマートフォンを使い始めたのは、日本で発売された最初のモデル「iPhone 3G」から。あの頃から較べると、主流のスマートフォンはだんだん大きくなって、パンツのポケットやジャケットのポケットにも収まらないサイズになってきた。そのためスマートウォッチでどこまでできるか、何ができるかは大いに気になる。初代Apple Watchも使ってきたが、Android Wear 2.0搭載のタッチスクリーン スマートウォッチはまだ使ったことがない。

 そこで初めて、Android Wear 2.0搭載のタッチスクリーン スマートウォッチ「エンポリオ アルマーニ コネクテッド ART5000」(以下、ART5000)を着用して気がついたことを、腕時計の記事を長年手がけてきたライターの視点で時間経過とともに紹介しよう。

これが標準のウォッチフェイス。なかなかにドレッシー。しかも文字盤のブルーはここ数年、高級時計の世界で定番になったトレンドカラー。デュアルタイム表示やエクササイズデータの表示もスマート

 ボクはひとりで「オフィス・ノマド」という会社を作り、ライター&編集者をメインとして活動している。一般的なビジネスパーソンとは生活のスケジュールやスタイルは少々違うけれど、仕事の連絡はいつもメールで飛んでくるから、いつでもメールチェックは欠かせないし、打合せではいつも違う場所に出掛けていくことが多い。たぶん、イマドキのビジネスパーソンもそんな感じだと思う。そんな読者の参考になれば幸いだ。

母艦にしたのはAndroidスマートフォン。最新機種ではないが、ART5000が利用できるOSのバージョンには、対応している

 まずはGoogle Play Storeから「Android Wear」アプリをダウンロードしてペアリング。そしてGoogleアカウントを同期して設定が完了。ART5000に家のWi-Fiを登録し、好みのアプリケーションを直接ダウンロードした。

朝:ジャケットスタイルに合わせてウォッチフェイスを変更

 朝食を済ませて、子どもは保育園と学校、そして妻も会社へ。ひと息ついてコーヒーを淹れて飲みながら、今日の予定をスマートフォンで確認。2つの打合せのある今日は、何を着ていくかを考える。今日は昼の12時30分に大手町で編集者、クライアントと作る記事の打合せ会議、そして15時に中野新町で編集者と打合せだ。

 編集者との打合せだけならカジュアルスタイルでOKだが、ここはやはりネイビーのジャケットにワイシャツ、ネクタイだ。ならばウォッチフェイスは、トラッドでシンプルなものが合う。

 でも、普通の顔ではちょっと面白くない。そこでウォッチフェイスを「レトログラードスタイル」に設定する。レトログラード文字盤は、かなりの時計マニアでなければ知らないもので、まさかフェイスにこんな設定があるとは思っていなかったのでちょっとうれしい。

これがレトログラードスタイルの文字盤

 ART5000のレトログラードスタイルは、時針と分針が文字盤の左と右に分かれ、針が時間の経過と共に下に動き、いちばん下に到達するといちばん上に戻る。往復運動(レトログラード)するのでこう呼ばれる。このタイプのモデルは機械式でも珍しく、しかも高価。そのテイストが気軽に楽しめるのはうれしい。

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