日本郵便(株)は23日、フリマアプリやオークションサイトの荷物を発送できる「e発送サービス」の引受郵便局を約2万局に拡大した。
想定外の利用増で引受先を拡大
「e発送サービス」は、フリマアプリ・オークションサイトの出品者が、郵便局で商品を発送できるサービス。現在、メルカリ(ゆうゆうメルカリ便)、モバオク!(らくらく定額便)、ヤフオク!(ゆうパック・ゆうパケットおてがる版)、楽天ラクマ(ゆうパケット、らく得パック)での利用が可能となっている。
今月18日時点では、約2700のゆうプリタッチ設置郵便局とコンビニエンスストア(ローソン)が引受先となっていたが、当初の想定を上回る利用があったことから、今回引受先を全国約1万7300の郵便局、約1万2700のローソン店舗、計約3万2700カ所に拡大した。
利用方法は、各オークションサイトの画面の案内に従って二次元コードを表示し、郵便局の窓口社員に提示。提示された二次元コードを窓口カウンターでスキャンし、送り状を専用プリンタ「ゆうプリタッチ」で印字の上、郵便局員に荷物を渡す。配送料は各アプリ・サイトでの決済となるため、発送時に支払う必要はない。
「e発送サービス」の内容は、利用するサイトにより異なり、メルカリでは出品者と購入者がお互いの情報を知らせることなく取引できるプライバシー配送に対応しているほか、モバオクでは送料が全国一律、最大48%OFFとなる「らくらく定額便」が利用できる。他にも、商品の受取先として郵便局やコンビニ、宅配ロッカー「はこぽす」を指定することも可能となっている。