楽天(株)は20日、広島市中央部商店街振興組合連合会(中振連)との間で、駐車場シェアリングサービスを通じた地域活性化に関する連携協定を締結した
と発表した。
「楽天パーキング」で駐車環境を改善し、商店街に集客
同協定は市内中心部周辺の駐車環境を改善することで、市内中心部の商店街や大型店に買い物客を呼び込み、地域社会の活性化を促進することを目的に行われたもの。同社が提供する駐車場シェアリングサービス「楽天パーキング」を活用することで、広島市中央部駐車場システムに加盟する広島市内中心部の駐車場が割安で予約できるようになった。
近年、広島市内中心部では、駐車場の空きが見つけにくい、割高な駐車場を利用しなければならないなどの問題が発生。若い世代の夫婦・子育て世代の多くは付属駐車場が利用できる郊外の大型ショッピングセンターで買い物をする傾向が見られる。
そこで中振連と楽天は、「楽天パーキング」の活用により駐車環境を改善することで、市内中心部の商店街や大型店に買い物客を呼び込む試みを開始。中振連が随時、駐車場の空き情報を「楽天パーキング」に提供することで、利用できる駐車場を「楽天パーキング」上で確認できるようになる。
同社では今後、市内中心部への集客を促進するキャンペーンを実施するなど、サービス利用者に向けての取り組みを進めていきたいとしている。
「楽天パーキング」は、インターネットを通じて、駐車スペースの貸し借りを仲介する駐車場シェアリングサービス。個人・店舗・企業などが保有する駐車スペースを、利用していない時間帯に貸し出すことで遊休資産を有効活用するもの。利用者はパソコン、スマートフォンのウェブサイト、スマートフォンアプリから事前予約することが可能で、クレジットカードでの決済や「楽天スーパーポイント」の付与またはポイントによる決済などもできる。