LINE(株)は19日、同社が運営するコミュニケーションアプリ「LINE」を活用した店頭販促ソリューション「LINE SP Solutions」の本格提供を開始した。
第一弾は「LINEサンプリング」
「LINE SP Solutions」は、LINEやLINE関連サービスを活用することで、店頭販促におけるさまざま課題解決を図る店頭販促特化型のソリューション。店頭オペレーションの軽減や店頭POPの削減、キャンペーン参加の促進、購買行動の把握などを、LINEにより支援する。
第一弾では、店舗への集客から商品のサンプリングまでをワンストップで提供する「LINEサンプリング」を実施。月間利用者数7000万人超のユーザー基盤を活かした大規模なサンプリングも可能で、LINEのタイムラインの拡散や大量リーチにより、キャンペーン応募回数50万~500万回、配布数10万本~30万本といった大規模なサンプリング施策を短期間で実現できる。
また、飲料・食品などを中心としたメーカー、流通小売店舗、一般消費者の三者をつなぐことで新たなコミュニケーション接点を創出。なお、サンプリング施策については、大手飲料メーカーを中心とした複数社ですでに進められている。
「LINE SP Solutions」を利用する際に、LINE公式アカウントやLINEビジネスコネクトの開設は不要で、単発での施策実施が可能。LINE公式アカウントやビジネスコネクトを併用することで、より高度なプラットフォーム型のコミュニケーション設計も可能となっている。
同ソリューションでは今後、リサーチパネルなどによる購買検証(効果測定)の導入を予定。さらに、キャンペーン実施、参加状況の把握、後追いプロモーション、次回施策の案内、といった流れをLINE内で完結させることにより、消費者の行動把握から1to1リーチまでの実施が可能な、店頭販促特化型ソリューションとして成長させたいとしている。