(株)NTTドコモは18日、ユーザーが求める情報を適切なタイミングで提案する「AIエージェントサービス」を来年春から開始すると発表した。
ネットショッピングの利用も案内
同サービスは、声でさまざまな情報を検索し、電話やメール・カメラなどの操作を行うサービス「しゃべってコンシェル」に、NTTグループのAI技術「corevo」の先読みエンジンや多目的対話エンジン、IoTアクセス制御エンジンからなる「AIエージェントAPI」などを搭載したもの。スマートフォン・タブレット向けのサービスとして提供される。同サービスの活用で、たとえば通勤・通学に影響を与えそうな天候や運行情報などの状況を踏まえた上で早めにアラームを鳴らす、足りない食材をネットショッピングでユーザーの自宅へ届けるなど、ユーザーの行動を先読みした情報提供が可能となる。
AIスピーカー「ドコモシンプルマイク01」を来年1月から提供
NTTドコモでは、同サービスの提供に先駆けて「しゃべってコンシェル」の機能を10月下旬に拡充し、「dヒッツ」や「ラジコ」を音声で操作できるサービスを提供。さらに11月下旬から対話でスマートフォンやタブレットを操作するアプリ「おしゃべりTM」の提供を開始する。さらに、離れた場所からでもこれらの機能が使える「ドコモシンプルマイク01」の販売を来年1月以降に予定している。
同社では今後、より専門性の高いサービスの提供ができるよう「ドコモAIエージェント・オープンパートナーイニシアティブ」の取り組みを推進し、20を超えるパートナーとの連携を行っていきたいとしている。