GMOデジタルラボ(株)は16日、スマートフォンアプリ制作サービス「GMOおみせアプリ」で、「商店街アプリプラン」の提供を開始。第1弾として札幌市の南平岸商店街のアプリ「なんぴら」を同日にオープンした。
アプリ制作から集客・課金・請求代行をパッケージ化
「GMOおみせアプリ」は、店舗(企業)専用の集客支援型アプリを短期間・低価格でオーダーメイド制作するスマートフォンアプリ制作サービス。「商店街アプリプラン」では、商店街や自治体向けの集客に必要な機能を備えたアプリの制作から、アプリストアに公開、アプリ内掲載店舗(加盟店)への課金・請求代行までをパッケージ化している。
主な機能は、加盟店への来店・利用で貯められる共通電子スタンプカードで、イベント時にスタンプラリーとして利用できる「来店スタンプ」、加盟店ごとに発行できる独自クーポンと商店街全体で利用できる共通クーポンの発行ができる「クーポン発行」機能や、商店街・からのお知らせやイベント情報をプッシュ通知で配信する「ニュース配信」、「店舗検索」、「ショッピング」、「ゲーム販促」、「予約」(加盟店ごとのネット予約受付)、「レコメンド」(加盟店同士で他店の良さをおすすめできる口コミ機能)など。また、各商店街の要望に応じたカスタマイズも可能となっている。
「なんぴら」が商店街の活性化に貢献
「商店街アプリプラン」の初弾となった南平岸商店街のアプリ「なんぴら」では、気になる地元情報や地元限定クーポンなどを配信。同アプリを紹介するPVを独自に制作し、商店街の活性化に活用している。
従来、商店街や自治体向けのアプリは、多種多様な加盟店に合わせて柔軟に対応する必要があることから、個店向けアプリ制作サービスのようにパッケージ化することが難しく、ゼロから開発されるスクラッチ型が一般的だった。しかし、商店街が主体となってオリジナルアプリを制作・運営するには、手間やコストが掛かることなどから、制作に着手することが困難とされた。そこで同社では、商店街や自治体向けの集客に欠かせないアプリ機能を短期間・低価格で提供する「商店街アプリプラン」の提供を開始。今後も商店街や各地方自治体、ショッピングセンターなど向けに機能開発を進めたいとしている。