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DNP、「コマースラインSP」にAI活用のレコメンド機能を追加

2017年10月05日 09時00分更新

記事提供:通販通信

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大日本印刷(株)は18日、通販業務支援システム「CommerceLineSP(コマースラインSP)」に、人工知能(AI)を活用した商品レコメンド機能とキャンペーンオファーの機能をオプションとして追加する。

実証実験ではCV率48%アップ

 「CommerceLineSP」は、(株)ダイレクトマーケティングエージェンシーと共同開発した通販業務支援システム。ECの機能に加え、集客や購入後の顧客フォローに必要なマーケティング機能を低価格で提供。今回、マイクロソフトのクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」のAI機能を活用した、商品レコメンド機能とキャンペーンオファーの機能を新たに追加した。

 商品レコメンド機能では、「CommerceLineSP」に蓄積されたアクセスログ、購買履歴、顧客属性情報などをもとに、サイトを訪れた生活者に最適な商品をAIが自動判定し、レコメンド表示する。レコメンドは、サイト上の主要なページに表示することが可能で、ログインしていなくてもAIの判断で、アクセス情報などから実行できる。さらにレコメンドの結果をAIが学習することで常に最適化を保ち、購買率を継続的に高められる。

 キャンペーンオファー機能では、ECサイト上に来訪した生活者に対し、AIを活用した効果的なキャンペーンオファーを実施。独自に設計した購入予測モデルに基づき、「割引」「ポイント付与」「プレゼント付与」「送料無料」など、購入に結びつきそうなオファーを判定して、サイト上で個別に実施する。また結果を学習させることで、効果的なオファーや予測モデルの精度を継続的に向上させることができる。

 同機能の初期導入費価格は、商品レコメンド機能・キャンペーンオファー機能ともに45万円。月額利用費は、商品レコメンド機能が6万円、キャンペーンオファー機能が9万円(1カ月に10万コールまで)。

 本機能の開発に先立って、ダイレクトマーケティングエージェンシーが流通・小売業で実施した実証実験では、商品レコメンド機能の導入後のCV率が前年同月比で48%アップ。キャンペーンオファー提示によるCV率は、提示無しの場合と比較して1.7倍となった。

■CommerceLineSP

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