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ヤマト運輸、トヨタ部品三重と共同物流開始…トラック積載率向上へ

2017年10月04日 01時27分更新

記事提供:通販通信

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ヤマト運輸(株)とトヨタ部品三重共販(株)は3日、荷台スペースを活用して両社の荷物を混載して輸送する共同物流を開始した。

1台あたりの業務効率の向上・ドライバーの負担軽減などに期待

 共同物流の開始により、トヨタ部品は遠隔地への配送ルートの一部をヤマト運輸のネットワークに代替して輸送する。三重共販のトラックは、これまでに比べて走行距離を大幅に削減でき、業務の効率化が期待できる。また、ドライバーの業務負担を軽減することで、働く環境の改善にもつながる。一方、ヤマト運輸では事業所間で運行するトラックの積載率を向上させることができる。

 共同物流を実施するのは、三重県内の「津-名張・上野」ルートと「津-松阪」ルート。三重共販の倉庫からヤマト運輸営業所までの間、ヤマト運輸のネットワークを利用して混載輸送し、営業所からトヨタの各販売店へは、三重共販が手配するトラックが配送する。

 昨今、トラックドライバーの人手不足は製造業にも大きな影響を与えており、中でも配送網の維持は大きな課題となっている。今回の共同物流は、走行距離と配送時間の削減、1台あたりの業務効率の向上、ドライバーの業務負荷の軽減、ドライバーの働く環境の改善につながるものとして期待が寄せられており、両社では今後も三重県内の他地域で共同物流の展開を検討していきたい、としている。

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