楽天(株)と(株)電通が共同で設立した楽天データマーケティング(株)が2日、営業を開始した。
楽天のデータを活用し、消費行動の可視化を実現
楽天では、約9200万人の楽天会員とそのデータを核としたさまざまなサービスを展開しているが、楽天データマーケティングではそれらの豊富なデータを活用し、企業のマーケティング活動を支援する。「楽天市場」を活用したウェブサイトのプロモーションや、「楽天スーパーポイント」「楽天Edy」などのプロモーションなどにより培った知見やデータを活用することで、これまでユーザーとして想定されてこなかった潜在的な層を含めたターゲットを「見える化」。それぞれのターゲット属性に合った最適な広告宣伝プランを提案する。さらに外部企業との連携により、テレビの視聴データを活用したプロモーションを行う。
同社は7月26日に設立され、出資比率は楽天が51%・電通が49%。楽天グループの有するビッグデータをもとに、企業の戦略立案からターゲットの明確化し、さらには認知・購買までを「見える化」するマーケティングソリューションの提供を目指している。