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デスクトップマシン並みの性能をノートPCで堪能

性能MAX級ゲーミングノートなら、Max-Q GTX 1080のALIENWARE 15

2017年09月30日 09時00分更新

文● 八尋/ASCII

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ALIENWARE 15

 普段の作業だけでなくゲームもノートパソコン派という人は少なからずいるはず。私も一時期そうだった。デスクトップパソコンで長時間ゲームする場合、デスクに本体とディスプレーを設置しているため、その分長時間デスクの前に座り続けなくてはならない。仕事上ほぼ1日イスに座っているのに、家に帰ってからさらに座り続けるのが苦痛で、ときには寝転がってなど体勢を変えて操作したいと思ったからだ。

 ただ、次手に入れるノートパソコンは性能も妥協したくないと思っている。ノートパソコンでMMORPGなどをプレーしていた時期はあったが、結局負荷が高めの大作ゲームになると、どうしてもデスクトップパソコンじゃないと快適に遊べなかった。

 デスクトップパソコン並みにハイスペックなゲーミングノートはないものかと探していたときに、気になるマシンを見つけた。デルの15.6型「ALIENWARE 15」の新モデル「ALIENWARE 15 スプレマシー VR」だ。このマシンの最大の特徴は、「Max-Q Design」を採用している点だ。

 Max-Q Designとは、ノートパソコンをひたすら高性能に振り切るのではなく、徹底的な効率化により性能とサイズのバランスを取るために誕生した、GeForceシリーズを採用するゲーミングノートのリファレンスデザインのこと(関連記事)。この技術により、スリムな筐体&バッテリーでも上位のGPUが搭載できるようになる。

Max-Q Designにより、GeForce GTX 1080を搭載しながら、スタンダードなゲーミングノートパソコンくらいの大きさ

 ALIENWARE 15 スプレマシー VRはMax-Q Designにより、筐体サイズは従来のままでGeForce GTX 1080を搭載している。サイズはおよそ幅389×奥行305×高さ25.4mmで、重さは約3.49kg。重さはそこそこあるが、厚みは抑えられている。GeForce GTX 1080搭載なのでもっとゴツイ筐体を想像していただけに、結構驚いた。ただ、それでもまだサイズ感はゲーミングノートパソコンの領域。いつかは「XPS 15」のような筐体にGeForce GTX 1080を搭載したマシンが登場してほしいなと思っている。

およそ25.4mmと上位のGPUを搭載しているわりには薄い

 GPU以外の主なスペックは、Core i7-7820HK(2.9GHz)、16GBメモリー、256GB SSD、1TB HDDという構成。直販サイトでは、購入時にメモリーは最大32GB、ストレージは512GB SSD+1TB HDD/1TB SSD+1TB HDD/1TB SSD+1TB SSD+1TB HDDが選択できる。せっかくGeForce GTX 1080を搭載しているからゴリゴリのハイスペック構成にしたいという人は、カスタマイズするといいだろう。

 ALIENWARE 15 スプレマシー VRのディスプレーは120Hzの15.6型で、解像度は1920×1080ドット。ノングレアを採用しているので、映り込みが少なく目が疲れにくい。また、ディスプレーをGPUの出力に同期させて、テアリングとカクツキを最小限に抑えられる「NVIDIA G-SYNC」にも対応。144Hzではないが、ノートパソコンながらゲーミングディスプレーとほぼ同等のクオリティーでゲームが遊べるのはうれしい。

ディスプレーはNVIDIAのG-SYNCテクノロジーに対応

 ALIENWARE 15 スプレマシー VRのキーボードは、2.2mmのキー移動でキーストロークに対する高速レスポンスを実現。また、スチール製の背面プレートで耐久性とフィードバックの統一性を高めており、最大1万回の打鍵でも安定して機能するとしている。また、「AlienFX」により、自由にLEDのカラーを変更可能だ。なお、AlienFXはキーだけでなくタッチパッドや電源ボタンなどの色も変えられる。ビカビカ光らせてゲーミングパソコンらしさを出したり、逆に集中するために機能をオフにしたりと、自由自在だ。

キーもゲーム仕様で高レスポンス

キーやタッチパッドなどのカラーを自由に選択できる

AlienFXで簡単にカスタムできるのも特徴

 ALIENWARE 15 スプレマシー VRのインターフェースはUSB 3.0端子×2、USB 3.0(Type-C)、Thunderbolt 3端子、Mini DisplayPort、HDMI端子、オーディオ出力端子、ヘッドフォン端子、Alienware Graphics Amplifier(オプションで選択可能な外付けGPU BOX)接続用ポート、有線LAN端子など。たまには大画面でゲームしたいというときは、Mini DisplayPortもしくはHDMI端子で出力できる。

右側はUSB 3.0端子のみ

左側はUSB 3.0端子、USB 3.0(Type-C)、オーディオ出力端子、ヘッドフォン端子を配置

本体背面に有線LAN端子、Thunderbolt 3端子、Mini DisplayPort、HDMI端子、Alienware Graphics Amplifier出力用ポートがある

オプションで選択できる外付けGPUBOX「Alienware Graphics Amplifier」。価格は3万2179円

ACアダプターは大きいが、今までみてきたGeForce GTX 1080を搭載するゲーミングノートと比べると小さい方だ

ゴツくないゲーミングノートでMAX並みの性能ならALIENWARE 15!

 ALIENWARE 15 スプレマシー VRは、デスクトップパソコン並みの性能をもつ15.6型ゲーミングノートパソコン。負荷の高めのゲームも快適に遊びたいけど、室内で場所をかえてゲームしたい、使っていないときは収納したいという人にピッタリのマシンだ。

試用機の主なスペック
機種名 ALIENWARE 15 スプレマシー VR
CPU Core i7-7820HK(2.9GHz)
グラフィックス GeForce GTX 1080(8GB GDDR5X、Max-Q Design)
メモリー 16GB
ストレージ 256GB SSD、1TB HDD
ディスプレー 15.6型(1920×1080ドット)、120Hz、ノングレア、G-SYNC対応
内蔵ドライブ
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.1
インターフェース USB 3.0端子×2、USB 3.0(Type-C)、Thunderbolt 3端子、Mini DisplayPort、HDMI端子、Alienware Graphics Amplifier(オプションで選択可能な外付けGPU BOX)接続用ポート、有線LAN端子
サイズ/重量 およそ幅389×奥行305×高さ25.4mm/約3.49kg
OS Windows 10 Home(64bit)
価格 33万4778円から

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