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「飽きた」「しっくりこなかった」…半数の人が購入した家具に不満

2017年09月27日 08時48分更新

記事提供:通販通信

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(株)ディノス・セシールがこのほど実施した「家具とライフスタイルに関する意識と実態」調査によると、44.6%が「家具に飽きた経験がある」、48.8%が「しっくりこなかった」と回答するなど、約半数の人が購入した家具に満足していないことがわかった。

 同調査は、関東圏に住む20代~60代の男女1000人を対象にしたインターネット調査。調査期間は9月7日~10日。

良い商品を購入したいが値段の高さで躊躇

 まず、事前調査で身の回りにあるもので購入して所有したいものを聞いたところ、半数程度の人が「寝具用品」(62.0%)、「衣服類」(49.3%)、「テーブル・机」(48.2%)、「家電」(48.0%)と回答した。

 家具の品質については、75.7%が「家具は多少高くても良いものを長く使いたい」と回答したが、84%が「初期費用の高さで購入を躊躇する」と回答。予算がオーバーすると59.3%が「予算内で他の商品を購入」と答え、良いものを購入したいが、初期費用の高さから諦めがちな傾向が見て取れた。

 家具選びについては、66.1%が「こだわりがある」と回答する一方、実際に家に置いてみると、48.8%が「しっくりこなかった」、44.6%が「使っているうちに家具に飽きた」と回答している。

 このように、家具を購入した人のうち半数程度は、購入した家具に満足できていない様子がうかがえる。具体的に、家具に飽きた理由については、「使っていくうちに不便な点が見つかった」(男性20代)、「思ったほど部屋に合わなかった」(女性20代)、「生活スタイルが変わったため実生活にマッチしなくなった」(男性50代)との意見が見られた。

 普段使っている家具のうち最も高価なものについて聞いたところ、26.9%が「寝具用品」と回答。次いで「ソファ」(23.3%)、「テーブル・机」(12.9%)と回答。最も高額な家具の値段の平均は15万7317円だった。

「新品家具のレンタルサービス」に新たな需要?

 家具を所有せずにレンタルすることについては、新品のレンタルを条件にした場合は、4.6%が「利用したい」、19.8%が「やや利用したい」、中古品のレンタルの場合は、「利用したい」が2.3%、「やや利用したい」が10.2%に留まるなど、4人のうち3人以上は家具のレンタルに抵抗を抱いていることが分かった。また、実際に家具のレンタルサービスを利用した経験については、全体の97.1%は「これまでに利用したことがない」と答え、「現在利用している」(1.2%)、「過去に利用したことがある」(1.7%)と答えた人は少数派だった。 また、「安ければ購入よりもレンタルを選ぶか」との質問には、45.5%が「レンタルを選ぶ」と回答した。

 これらの結果について同社は、「購入するよりも価格面で安く、新品の家具が使用できるレンタルサービスがあれば、所有しない時代の賢い選択になるのではないか」と分析している。

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