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アスキースマホ総研・白書 第34回

ルートも心拍も丸わかり 海や山で使い倒すスマートウォッチ

2017年09月29日 18時00分更新

文● ちゅーやん

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 本日は、ASCII倶楽部で4月26日に公開した「ルートも心拍も丸わかり 海や山で使い倒すスマートウォッチ」を紹介します。


アウトドアで使うスマートウォッチは スマホレスで活用できるかが重要

 市場にはさまざまな“スマートウォッチ”と呼ばれる製品があるが、搭載する機能によってその役割は大きく2つに分けられる。ひとつはスマホへの電話やメールの着信通知や簡易的なナビ、音声入力、音楽再生などのスマホの操作を手元で行なうスマホの補助デバイスとしての機能。もうひとつは、ユーザーの行動を記録する「活動量計」や「ライフロガー」と呼ばれる機能だ。どちらも基本的にはスマホの着信通知機能は搭載するが、ソニーの「SmartWatch」シリーズは前者に属し、同じくソニーの「SmartBand」シリーズは後者の活動量計としての役割が主体だ。

ソニーの「SmartWatch 3 SWR50」。直販価格は税抜9880円

同じくソニーの「SmartBand Talk SWR30」はスマホのハンズリー通話やボイスコントロールが可能な多機能タイプの活動量計。直販価格は税抜1万7880円

 ライフロガーとは「日々の生活を記録するデバイス」を指し、内蔵の心拍計や加速度センサーで装着者の移動や運動、消費カロリーや睡眠時間などを記録するもの。以前はスポーツ時に装着するリアルタイム記録に特化したデバイスが大半だったが、ソニーの「SmartBand」やエプソンの「PULSENSE」シリーズなど、活動量計に特化した製品も増えてきている。さらに、気軽にスマホを取り出せないような環境でも活用できる、GPS+心拍計も搭載した本格的なアウトドアスマートウォッチも登場している。

心拍センサーを搭載するエプソンの活動量計「PULSENSE PS-600」。実売価格は1万9500円前後

 これまでは目立たない存在だったスマートウォッチが広く知られるようになったのには、アップルの「Apple Watch」の存在が大きいだろう。光学式心拍計など各種センサーを搭載し、“Series 2”では50m防水とGPSを内蔵。iPhoneの着信通知や操作補助だけでなく、専用アプリにより単独でもさまざまな機能を提供するApple Watchの登場で、光学式心拍計を搭載するスマートウォッチが一気に増加した。

水泳にも耐える50m防水とGPS内蔵型に進化した「Apple Watch Series 2」。Watch OS 3対応アプリの豊富さも魅力のひとつ

 今回の特集で紹介するGPS+心拍計搭載のアウトドア向けスマートウォッチの特徴は、スマホとペアリングしての通知機能はもちろん、時計単体で位置やルートなどさまざまな情報を記録できること。先述のとおり、渓流や海、雨天下などの環境では非防水のスマホを取り出して操作するのは危険なだけでなく、スマホが故障する可能性も高まる。非常時の通信手段であるスマホの故障はアウトドアでは死活問題だ。

 また、登山やトレッキング、サイクリングなど両手を使うスポーツ中に片手でスマホを取り出して操作すると思わぬ事故にもつながる。このため、アウトドアではスマホレスでも単体動作することが特に重要となる。今回紹介するスマートウォッチは、単体で「どれだけ使えるか」を重視してチョイスした。


 続きは「ルートも心拍も丸わかり 海や山で使い倒すスマートウォッチ」でお楽しみください。

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