米マカフィーは9月22日、2017年版「インターネット検索で最もリスクの高い有名人(McAfee Most Dangerous Celebrities)」の結果を発表した。
この結果により、インターネット検索で不正なウェブサイトに誘導され、ユーザーが危険にさらされるリスクが最も高い有名人が明らかになるという。
今年第1位になったのは、女性ミュージシャンのアヴリル・ラヴィーンさん。11年の調査史上第1位を獲得した初の女性ミュージシャンになったという。
さらに、これまでの調査ではトップ10にミュージシャンほか、俳優、テレビ司会者などがランクインしていたが、今年はミュージシャンが「最も危険な」上位10位までを独占した。
なお調査方法は、McAfee WebAdvisorのサイト レーティング機能を使い、Google、Bing、Yahoo!上で有名人の名前と悪意のあるウェブサイトに誘導される可能性があるワード(下記参照)を検索し、危険なウェブサイトの数を確認。
その結果から、リスクの高いウェブサイトの合計数を検索結果数で割り、有名人ごとに総合的なリスクの割合を計算したという。また「インターネット検索で最もリスクが高い」とは、検索対象として人気が高い有名人であることを意味している。今回の調査で使用した検索ワードは下記の通り。
「有名人の名前 + Torrent」
「有名人の名前 + Free mp4」
「有名人の名前 + Free mp3」
さらに同社は、この調査から以下のように呼びかけている
クリックは慎重に
2017年アルバムのリリースが噂されているアヴリル・ラヴィーンの新譜のプレビューを探しているユーザーは、マルウェアに感染するリスクのある公式以外の外部ウェブサイトにはアクセスせずに、正式なリリースを待つ方が賢明。
「無料mp3」の検索に注意!
「free(無料) mp3」というワードをインターネット検索すると、危険なウェブサイトが大量にヒットするので、ユーザーは警戒して安全に検索することが重要。
ウェブの閲覧にはMcAfee WebAdvisorなどのセキュリティー対策を利用する
マカフィーが提供するMcAfee WebAdvisorは、不正なウェブサイトを特定し、クリックする前にユーザーに警告できる。
クロスデバイス セキュリティーを利用する
デジタル化が進む私たちの日常的な活動では、所有するデジタル機器すべてを保護することが重要。マカフィー リブセーフ(McAfee LiveSafe)のような総合型セキュリティーソリューションで、所有するデバイスをマルウェアやフィッシングによる攻撃から保護し、データの漏洩や盗難が発生した場合にデバイスに応じた保護が可能になる。