(株)マージェリックがこのほど発表した「ネットショッピングに関するアンケート調査」によると、ショッピングサイトの利用を断念した人のうち、62.8%が「アカウント登録が面倒で購入をやめた」と回答していることがわかった。
同調査は、20~60代の男女を対象としたインターネット調査で、有効回答数は562人。調査期間は9月5日~6日。
「ネットショッピングをする際にどのように商品を探すか」との質問(複数回答可)に対しては、54.6%が「複数のショッピングサイトで比較検討しながら商品を探す」と回答。また、35.7%が「価格比較サイトで比較検討しながら商品を探す」と答えるなど、ネットショッピングを利用する人の多くが、価格や購入条件などを複数サイトで比較している様子がうかがえる。
また、初めて利用するサイトで気になる点や困っている点を尋ねたところ、「配送方法や支払い情報を入力するのが面倒」(63.3%)、「個人情報の取り扱いに不安がある」(52.1%)、「アカウントの管理が面倒」(52.1%)と回答。「販促情報やDMが送られてくる」と答えた人も43.5%あった。
他に、「購入をあきらめた」「条件は悪いが普段使っているサイトで購入した」理由については、62.8%が「アカウント(支払い情報や住所の登録)が面倒だった」、61.3%が「ポイントを貯めたかった」と答えている。その一方で、「セキュリティに不安があった」(35.1%)、「アカウントを忘れてログインできなかった」(25.7%)、「販促やDMを受け取りたくなかった」(24.1%)との答えも見られた。