(株)ニッセンは19日、京都に拠点を置く企業4社とともに、京都府・京都市ら共催5団体が共催する産官連携プロジェクト『KYOTO OPEN ACCELERATOR(京都オープンアクセラレーター)』に参加すると発表した。
産学官の連携で新産業や新規事業創出へ
同プログラムは(株)ニッセンをはじめ、京都リサーチパーク(株)、コーデンシ(株)、(株)はてななど、京都に拠点を置く企業のリソースを活用し、新しい産業や新規事業を創出することを目的としたもの。4企業との協業で革新的事業を生み出し、京都経済の成長や地方発の日本経済全体の活性化を図る。同プログラムでは、まず専用ホームページ上で参加企業との連携を希望するスタートアップ企業を募り、オンライン上でのコミュニケーションを活用しながら、両者の初期的なシナジーの確認、協業に至るまでを支援する。
共催団体は、京都府商工労働観光部ものづくり振興課、京都市産業観光局新産業振興室、(公財)京都産業21、(公財)京都高度技術研究所、Creww(株)。
ニッセンでは、「“ちょっといいな”をもっとお届けするために」をテーマに協業企業を募集。興味のある事業領域として(1)カタログとインターネットの新しい繋ぎ方・伝え方(VR・AR・メディアなど)、(2)様々なサイズ需要に応えるためのお客様と生産拠点を結びつけるネットワークやサービス、(3)顧客網やビッグデータを活用できるサービス、(4)IoT・AI・シェアリング・Fintechなどのあらゆる領域、を挙げた。
また、スタートアップ企業が活用可能なリソースについては、(1)女性主婦層が中心とした全国3000万人の顧客基盤・データベース、(2)アパレル(レディース・メンズ・ラージサイズなど)からインテリアまでに至る幅広い分野での製造小売(SPA)の企画・調達・販売ノウハウ、(3)法人企業1000社以上を支えるビジネスインフラ(平均1日1万8500個以上の発送を行う物流ノウハウ、インターネット通販事業者向けの決済サービスなど)を提示している。
今後のスケジュールは、10月6日までエントリーを実施。10月末から12月初旬までに開催企業担当者とエントリー内容のブラッシュアップを行う。続いて12月に1次セクション通過者を発表。プレゼン・ディスカッションを経て、1月26日に2次セクション通過者が発表され、協業の可否が決定する。