(株)シーズ・ホールディングスがこのほど発表した2017年7月期連結決算は、売上高が前期比8.8%増の429億1600万円、営業利益が同4.6%増の85億5600万円、純利益が同13.2%増の59億8800万円となった。
(株)シーズ・ラボが連結対象になったこと、国内外でラボラボブランドの売上高が拡大したことで、増収増益となった。
次期から大手通販サイトでの展開へ
ドクターシーラボ事業は、売上高が同5.4%増の402億5500万円、営業利益が同1.5%増の81億5200万円となった。ドクターシーラボブランドでは、『VCエッセンスローション』を中心にVC100シリーズを展開し、『VC100ゲル』『VC100ホットピールクレンジングゲル』が好調だった。ラボラボブランドでは、インバウンド需要の恩恵を受けた『スーパー毛穴ローション』が化粧品全体の売上高増加に大きく貢献した。健康食品では、売れ筋商品の『美禅食』でカカオ味の追加と、新商品『美禅食ゼリー』を発売したことや、積極的な広告宣伝を実施したことで、売上好調だった。
次期の業績見通しでは、売上高が前期比7.2%増の460億円、営業利益は同5.1%増の90億円、純利益が同2.7%増の61億5000万円と予想した。次期では売上高全体に占める割合が多い通信販売の売上高回復に向け、休眠顧客の掘り起こし、購入回数の増加を目的にした広告販促を強化する。また、大手総合通販サイトでも商品を販売するなど、販路を拡大し、自社通販サイトでは新規獲得が難しい層などからの購入を見込む。