アジア開発キャピタル(株)グループの(株)China Commerceは10月1日、越境ECサイト「銀聯在線商城日本館」の携帯アプリ版「HonMono臻萃生活」でサービスを開始する。
日本の伝統工芸品を中国でヒット商品に
「HonMono臻萃生活」は、“日本のHonMonoを中国へ”をコンセプトに日本の特産品・工芸品を販売する、中国人向けの会員制サイト。7月に限定会員向けにテストを始めたところ利用者の好評が得られたため、Wechat版、アプリ版、web版などさまざまなモバイル端末に対応するサービスとして10月1日から正式にスタートする運びとなった。(※Wechat版のみ10月末開始)
同サービスでは、日本人に馴染みのある高品質な物産品や伝統工芸品を中国でのヒット商品に育てることを目標としており、日本企業のサイト出店料については当面無償で対応。物流は、EMS、SAL、船便などのほか、関税処理を含めた独自の物流便を提供する。また、サポートデスクは上海に設置し、中国国内の購入者からの問い合わせに一括して対応するほか、Alipay、Wechat payなどの決済手段も導入し、利便性を高める。
同社では来年2月以降、アジア開発キャピタルとの連携で、中国本土で19店舗を展開するサンフンカイグループの大洋百貨店内でのO2O(オンライン・ツー・オフライン)展開を行う予定で、商品のプレゼンテーション、試飲・試食などの体験型販売を行うオムニチャネル型サイトの構築を目指す。