(株)JTB西日本はこのほど、日本産農林水産物の越境ECサイト「J’Ajri」をオープンした。
航空貨物便を利用した産地直送の越境EC
同サイトでは、岡山の「シャインマスカット」、京丹後の「二十世紀梨」、静岡県の「クラウンメロン」など、同社がプロデュースする食・農×観光ブランド「J’Ajri」の商品16品目を、香港の消費者に向けて販売する。今後は販売品目を順次拡大し、11月にはシンガポールやマレーシアでも販売を予定している。
「J’Ajri」の商品は、航空貨物便を利用し、生産者からの産地直送で届けられる。航空貨物便を活用したことで、鮮度を保ちながら、大量輸送と同等のコストで配送できる。海外の消費者にとっては、「J’Ajri」のサイトやアプリに掲載されている生産者から新鮮で高品質な商品を手ごろな価格で小口購入できるメリットがある。商品に不具合があった場合は、交換などの保証も実施している。
JTBグループは、日本の食・農・観光と文化を結びつけ、「本物の日本の魅力」を伝えることで交流人口の拡大と地域貢献を目指し、人材育成から商品開発、国内・海外販売までを一貫した「食農観光プラットフォーム」の構築を進めている