ソフトバンク(株)は11日、IBM Watsonを活用したチャットボット『Minervae ViBOTミネルヴァ ヴィボット)』の販売を開始した。
画像や自然言語の質問内容を理解して最適な回答を表示
『Minervae ViBOT』は、画像や自然言語(話し言葉)を認識・理解するチャットボット。例えば、ユーザーが購入した商品に修理が必要な場合、商品の画像を送るとどの商品かを識別。適切な対処方法を自動的に回答する、などの活用が行える。
IBM WatsonのAPIであるVR(Visual Recognition、画像認識)とNLC(Natural Language Classifier、自然言語分類)を活用しているため、画像や自然言語による質問内容も理解し、最適な回答を表示することが可能。Webページ、LINEなどのコミュニケーションツールとしても対応できる。さらに、有人オペレーターへの切り替えにも対応しているため、高い品質の顧客対応が実現できる。
『Minervae ViBOT』の導入費用は、初期費用が100万円~、本番運用費用が50万円~。これまでにアスクル(株)が運営する「LOHACO」のサポートページで活躍するチャットボット「マナミさん」に導入された例がある。
同社では現在、IBM Watsonを活用して企業の業務効率化を支援するパッケージ型のソリューションを11種類販売。ユーザーからの問い合わせ対応や接客・受付支援など、さまざまな業務に対応するラインアップを揃えている。