スター・ウォーズファンという尾上 松也さんと河北 麻友子さんも登壇
初解禁情報も! 「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」ファンミーティングでライアン監督に質問攻め
2017年09月11日 23時05分更新
12月15日に、「スター・ウォーズ」シリーズ最新作「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」が公開される。20億ドルを超える世界興行収入を記録した「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」から始まった新たな3部作の続編で、ライアン・ジョンソン監督がメガホンを取る。
多くの謎に包まれ、衝撃を受けるストーリーになっているという本作。どんな物語になるか気になる人も多いはず。待ちきれない映画公開に先駆けて、9月11日に本作のスペシャル・ファンミーティングが開催され、ファン500人が集結した。ライアン監督も緊急来日し、メディアやファンの質問に答えた。このファン・ミーティング、なんと開催されたのは日本だけだという。初解禁情報も飛び出し熱気に包まれたファン・ミーティングの様子をレポートする。
ただの衝撃ではなく、物語の中で腑に落ちる衝撃が待っている
ファン・ミーティングでは、MC、メディア、ファンの中から抽選で選ばれた代表者の順に、ライアン監督に質問していった。
ーー作品は完成しましたか?
ライアン監督(以下、ライアン):完成は近いです。ロスに戻って数日作業したら完成するよ。
ーー最後の一番忙しい時期に来日した理由は?
ライアン:忙しいとかどうでもいいよ。日本は重要だと思っているからね。
ーー本作は衝撃を受けると話題になっています。ヒントだけでもいいので、何が衝撃なのか教えてください
ライアン:それを言ったらサプライズにならないじゃないか(笑)。ただ、サプライズといっても、驚かせるだけじゃなくて、物語の中で腑に落ちる衝撃になっていると思う。キャストの皆も脚本を読んで衝撃を受けてくれたのはうれしかったね。観客の皆さんも息をのむ瞬間があればいいなと思っているよ。
ーーレイはどのようにフォースと向き合って、力をつけていくのでしょうか
ライアン:その道のりが、今回の物語のメインだね。スター・ウォーズは、大人に成長して自分の居場所を見つける物語なんだ。小さい頃に大好きになったルークもそうだったからね。でも、レイには違う道のりが待っていると思うよ。
ーーレイがダークサイドに落ちるといううわさがありますが
ライアン:それをいわせるのかい? フォースの力で(私から回答を)ひねり出してみてよ。私にフォースは通じないけどね(笑)。
ーーツイッターで募集した質問です。続編を制作するうえで、これを外したらスター・ウォーズじゃなくなると考えている要素はありますか?
ライアン:今回の作品に関していえば、一番最初に疑問に思ったのはルークだね。なぜ彼は人里はなれて島で暮らしているのか。彼のことは疑問に思ったし、みんなにも質問をぶつけたよ。最初はひとつひとつこれはスター・ウォーズなのか? を考えながら制作していたんだけど、途中からは考えすぎずに、ただいい映画にするためにクリエイティブな選択をしていくことを考えていくようにしたんだ。
ーーティーザーで鍵を握るシーンはどこでしょう
ライアン:一番最後のルークの声で「ジェダイは滅びる」というセリフだね。なぜ彼がそういうふうに考えているかというのが、作品で重要な鍵になっているよ。
ーー本作でカイロ・レンはどうなっていくのでしょうか
ライアン:カイロ・レンは、私がスター・ウォーズ/フォースの覚醒にハマった要素の1つだね。彼にはどこか大人になりきれていない側面があって、脚本を書くうえでも楽しかったよ。彼はダースベーダーとは違うから。少なくとも今はまだね。
世界初の情報解禁! ジョセフ・ゴードン=レヴィットさんがカメオ出演
ーー世界で初解禁の情報を、なんでもいいので教えてください!
ライアン:舞台袖にいるプロデューサーを見たら、ノーと首を振っているよ。そうだな……。仲のいいジョセフ・ゴードン=レヴィットがエイリアンの声でカメオ出演してくれているよ。出演シーンは少ないけど、彼の声をキャッチできるかもしれないね。
ーープロデューサーがノーといっているのに! ありがとうございます。でも大丈夫ですか?
ライアン:多分大丈夫なんじゃないかな。まあ、皆のためなら罰を甘んじて受けるよ。
ーーレイア役のキャリー・フィッシャーさんがお亡くなりになってしまい、大変悲しいです。監督は最後に彼女とどんな会話を交わされたのでしょうか?
ライアン:彼女がこの世にいないのが本当にさびしいよ。最後に会ったのは彼女の誕生日で、とても映画を楽しみにしてくれていたんだけど、観せられなかったことが残念だよ。でも、本作で美しい演技をしてくださって、それが残っているのはよかったし、少しだけど同じ時間を共有したことをうれしく思うよ。彼女にさよならをいえなかった世界中のファンにぜひ観てほしいね。
ーーエピソード9(3作目)の監督が降板となりましたが、ご自身でやりたいというような思いはありますか?
ライアン:正直この状況の中(次の監督が)どうなるのかは知らないね。私は本作の制作に100%の力を使ったから、先のことは考えられないよ。でも、どなたが監督になったとしても、再び1人のファンに戻って観られるのを楽しみにしているよ。
ーー私はスター・ウォーズ/フォースの覚醒で、ハン・ソロの身に起きたことがショックで40度の熱を出しました。私は本作を観て大丈夫でしょうか
ライアン:ハハハ! 死んじゃうかもしれないね(笑)。できれば最後まで観てほしいから、冷えピタ的なものを持参するといいかもね。
スター・ウォーズファンという尾上 松也さんと河北 麻友子さんが登壇
ファンの代表者の質問が終わると、客席から尾上 松也さんと河北 麻友子さんがステージに登壇。スター・ウォーズが大好きという2人からもライアン監督に質問した。
尾上さん:私がスター・ウォーズを初めて観たのはエピソード4で、その頃はライトセーバーのかっこよさに憧れていました。でも、本当の面白さを知ったのは、大人になってスター・ウォーズの世界観を理解できるようになってからです。そんなスター・ウォーズに携わってみたいという気持ちはあるのですが、裏側が見えてしまうとその世界に入り込めなくなってしまう気がします。ライアン監督は、本作に携わってみていかがでしたか?
ライアン:最初はちょっと心配したけど、作品と強いつながりができたし、よりスター・ウォーズ愛は深まったよ。もし携わる機会があれば、心配しないで飛び込むといいよ。
河北さん:今回、ズバリどのキャラクターがオススメですか?
ライアン:どのキャラクターにも早く出会ってほしいけど、ローズというキャラクターかな。彼女を演じたケリー・マリー・トランはこれまであまり映画に出演していないけど、彼女は太陽の日差しのような人だったよ。早くファンの人も映画を観て彼女に出会ってほしいな。
ファン・ミーティングでは、ライアン監督が質問に対して1つ1つ丁寧に回答してくれた。初解禁の情報が飛び出て会場がざわついたり、ユーモアあふれる質問や解答に笑いが起こったりと、終わるのが惜しいと感じるファン・ミーティングだった。映画公開まで後3ヵ月。ぜひ劇場に足を運んで、衝撃とは何なのかをその目で確かめてほしい。
© 2017 & TM Lucasfilm Ltd.
© 2017 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved