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USB Type-C対応拡張アダプターでケーブル1本つなげば有線LANやディスプレー接続可能

高性能な東芝13.3型ノートを拡張アダプターでデスクトップ化してみた

2017年09月08日 09時00分更新

文● 周防克弥 編集●八尋/ASCII

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dynabook UZ63/D

 東芝クライアントソリューションのウェブ直販サイト「東芝ダイレクト」で販売中の13.3型ノートパソコン「dynabook UZ63/D」は、約1060gと軽量でCPUに第7世代のCore i7-7500Uを搭載しているのが特徴だ。モバイルノートながら、メインマシンとして使える性能を持っているので、自宅ではディスプレーに接続して使用している(関連記事)。

 セカンドディスプレーを追加して作業領域はかなり広くなった。次の課題は、周辺機器だ。dynabook UZ63/Dのインターフェースは左側にUSB 3.0(Type-A)端子とヘッドフォン端子、右側にはHDMI出力端子とUSB 3.1(Thunderbolt3対応 Type-C)端子が2つ備わっている。USB Type-Cの1つは電源を兼ねているので、そのまま利用可能になるのは1つだけになる。

 メインマシンを使用するとき、一番欠かせないのがマウスだ。私はノートパソコンを使うときでも基本的にマウスを使っている。dynabook UZ63/Dを使い始めてから、2回ほど新幹線で行くロケがあったが、移動中に利用する際にも新幹線の狭いテーブルでマウスを駆使するくらいだ。また、自宅でセカンドディスプレーを接続して使う場合は、状況にもよるが大きなディスプレーの前にキーボードがあったほうが使いやすい場合がある。13.3型のディスプレーと24型のディスプレーなら、大きなほうをメイン画面として使うと楽だ。

特にフォトショップのようなレタッチソフトで作業するなら、断然大きなディスプレーがいい。同じ解像度で表示していても、見える大きさが大きいほうが操作性はよい

細かい作業もディスプレーが大きいほうがいい。となればキーボードもマウスも大きなディスプレー側に置いたほうが楽な場合が多い

 dynabook UZ63/Dは、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)に対応しているので、ウェブ閲覧は特に問題はない。しかし、ネットゲームとなるとちょっと話が変わってくる。無線LANでは時折遅延がおきたり、転送が不安定になる場合がある。また、生放送をするといった場合にも影響があるようで、安定してネット接続するためには有線LANがほしいところだ。しかしdynabook UZ63/Dには有線LAN端子は用意されていない。そこでUSB Type-C接続のポート拡張アダプターを用意してみた。

 なお、東芝の純正品に「ポート拡張アダプタUSB Type-C」という製品があり、dynabook UZ63/Dの店頭販売モデル「dynabook UX53」であればオプションで選択できる。この拡張アダプターがあれば、有線LAN、USB Type-A、HDMI出力、VGA出力をカバーできる。ということで東芝ダイレクトで探してみたが、dynabook UZ63/Dの購入時の選択肢になく、単体での購入方法も不明。仕方ないので、サードパーティー製で似たようなのを見つけたのがエレコムのドッキングステーション「DST-C02WH」だ。

側面には有線LANポート、USB 3.0(Type-A)、HDMI出力端子、VGA端子が並ぶ。反対側にはUSB 3.1(Type-C)端子があり、ACアダプターを挿せば本体への電源供給が可能

 純正品に比べてVGA端子はないが、私は使う予定がないので問題はなかった。定価は1万4386円だが、量販店では約半額で販売されている。USB Type-C端子を搭載しているが、こればAC電源の接続用でハブとしての機能はないようだ。DST-C02WHにACアダプターを接続すれば本体にも供給されるようになっている。また、接続しただけですべての機能が利用可能で、特別なドライバーは不要だったのもうれしい点だ。

DST-C02WHのインターフェースはHDMI出力端子、有線LAN端子、USB 3.0(Type-A)

 dynabook UZ63/DのUSB Type-C端子にDST-C02WHを接続すれば、セカンドディスプレー用のHDMI出力、通常のUSBハブと併用すると複数のUSB機器を接続でき、有線LANも利用可能になる。USB接続のハードディスクやNASへの接続も問題ない。

本体に繋がっているのはUSB Type-Cケーブル1本のみ。HDMI経由でセカンドディスプレーに出力し、USB経由でキーボード、有線LAN、ACアダプターと接続している

 ACアダプターをもう一つ用意しておけば出先から戻ったときにUSBケーブルを1本挿すだけでモバイルノートパソコンが便利なデスクトップマシンとして機能するようになる。しかも裏表がなく刺しやすいType-Cなのでとても便利だ。帰ってからあれやこれやとケーブルを接続しまくる必要もなく、便利にモバイルノートとデスクトップ機とで両立できている。

試用機の主なスペック
機種名 dynabook UZ63/D(PUZ63DL-NNA)
CPU Core i7-7500U(2.7GHz)
グラフィックス インテル HD グラフィックス 620
メモリー 8GBメモリー
ストレージ 512GB SSD
ディスプレー 13.3型(1920×1080ドット)
内蔵ドライブ
通信規格 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.1
インターフェース USB 3.0端子、Thunderbolt 3(USB Type-C)端子×2、HDMI端子
駆動時間 およそ11.5時間(JEITAバッテリ動作時間測定法Ver.2.0)
サイズ/重量 およそ幅316×奥行227×高さ15.9/約1060g
OS Windows 10 Home(64bit)

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