このページの本文へ

日本郵便、「ゆうパック」基本運賃を平均12%値上げ…持込割引も

2017年09月05日 09時19分更新

記事提供:通販通信

  • この記事をはてなブックマークに追加
本文印刷

日本郵便(株)は5日、宅配便「ゆうパック」の運賃改訂とサービス改善について発表。「ゆうパック」の基本運賃は、2018年3月末から40円~290円値上げすることになった。

基本運賃の値上げは平均で約12%。値上げ幅は発着地やサイズで異なり、沖縄以外の地域では、60・80サイズが+110円、100サイズが+130円、120サイズが+160円、140・160サイズが+190円、170サイズが+230円となり、サイズが大きくなるほどに、値上げ幅も拡大する。同時に10個以上の配送で適用される数量割引は廃止される。また、地域ごとの運賃は改めて公表される。

持込で180円割引の「Web決済型ゆうパック」開始

 ゆうパックのサービス改善では、利用者が「発送」・「受け取り」を身近な場所でできる環境を整える。「発送」については、新たに「Web決済型ゆうパック」を開始。クレジットカードなどで事前に決済を済ませてから、オンラインで発行した発送ラベルを荷物に貼付け、荷物を郵便局・コンビニ・宅配ロッカー「はこぽす」に持ち込めば、ゆうパック基本運賃から180円が割引される。さらに継続利用割引(直近1年間に10個以上の利用で10%オフ)、郵便局受取割引(発送時に郵便局受取指定をすると100円割引)も適用される。ラベルは自宅での印刷か、郵便局・コンビニでの印字が選択できる。

 また、発送者がスマートフォンなどでゆうパックのあて名ラベルを簡単に作成できるアプリ「ゆうパックあて名ラベル作成アプリ」を無料で提供する。

郵便局の初回受け取りで60ポイント付与

 「受け取り」に関しては、不在がちな人でも荷物を受け取れるようにするため、荷物の受取人が指定した場所(玄関前、車庫など)に荷物を置く「指定場所配達サービス」を新たに開始する。また、配達希望時間を拡充し、新たに「19時ー21時」の枠を追加。配達希望時間帯は、7区分になった。また、当日の再配達の受付締め切り時間を変更した。

 そのほか、ゆうパックを郵便局・コンビニ・はこぽすで受取るとポイントを付与するサービス「郵便局等受取ポイント付与サービス」(郵便局の初回受け取りで60ポイント付与し、その他の受取方法の付与ポイント数は未定)、ゆうパックの追跡ページから全国の郵便局・コンビニ・はこぽすに受け取り場所を変更できる「初回受取日時・場所の指定サービス」も実施する。ゆうパックサービス改善の新たなサービスは、段階的に開始される。

Web Professionalトップへ

この記事の編集者は以下の記事をオススメしています