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阪急百貨店が「豌豆公主」で越境EC、訪日客のリピート需要に対応

2017年08月25日 01時41分更新

記事提供:通販通信

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(株)阪急阪神百貨店は24日、Inagoraが運営する中国向け越境ECプラットフォーム「豌豆公主(ワンドウ)」に、公式コスメ通販サイト「HANKYU BEAUTY(阪急ビューティー)」を出店し、中国への越境ECを開始した。

中国人観光客の人気商品を越境ECで展開

 「HANKYU BEAUTY」では、「ベアミネラル」「ルナソル」の2ブランドから販売を開始し、RMKなど順次ブランド数を増やす予定。

 阪急うめだ本店は中国人観光客からの人気が高く、帰国後も継続して購入できる環境の構築が求められていた。今回「豌豆公主」内に「HANKYU BEAUTY」を出店したことにより、中国人観光客は帰国後も自国にいながら、同サイトを利用して化粧品が購入できるようになり、インバウンド顧客のリピート需要を取り込むことが可能となった。

 越境ECは実店舗を海外に出店するのに比べ、低リスク・低コストでの海外需要の取り込みが可能になることから、Inagoraではデパートコスメ業界のインバウンド需要の長期的な補足、新たな海外販路の開拓をサポートしていきたいとしている。

 阪急うめだ本店は1929年、世界初のターミナル百貨店として大阪・梅田で開業。関西の中でも「ファッション先導型店舗」として人気が高く、西日本最大級の化粧品売場では国内外のブランドが集結している。12年11月には、全面建て替えを経てグランドオープン。地下2階から地上13階、営業面積が約8万平方メートルとなり、年間約5000万人が来店している。

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