車のタッチアップスプレーは
いい色があるのに食いつかネー!
今回のモチーフは、公共交通機関だ。これ以上は大人の事情で何も言わない(言えない!?)が、お察しいただきたい。各自「この塗装がナニであるか?」を妄想するほうが楽しめるだろう。男ってそんなモンだ。
さていち早くこのグラボを入手できた筆者が人柱となり、「好きで」いろいろ塗ってみたが、結構難儀した点もあったので、後世のためにアドバイスしておこう。
まずはじめは塗料のセレクトだ。メタリック系の色は、車の補修用タッチアップスプレーが一番きれいだし、色も豊富だよねーということで、試したところ見事に撃沈!
なんと塗料の食いつきがめっちゃ悪くて、一度下地を塗ってそこにマスキングテープを張って剥がしたら、塗料が全部テープについてしまった! おうおうおう! テフロン加工のフライパンにペイントしたのか!? と思うほど食いつかない。1本千円以上するのに、これは大失敗してもーた。
また水性塗料もあまり食いつきがよくない(タッチアップスプレーよりは、ぜんぜん食い付くけど)ので、マスキングを剥がすときは、十分に乾いてからゆっくりと確実に剥がすこと。
もし時間に余裕があれば、ペイント剥がし剤やサンドブラスト、サンドペーパーがけして、一度塗料を全部剥がすと食いつきがよくなる。例えば、塗料剥がし剤なら、ハケで溶液を均一に塗り、1時間ほど待つと、塗料がふやけたようになり、金属の母材から浮き上がる。
これをティッシュなどできれにふき取ると、油性、水性、ラッカー、ニスなど関係なく、きれーに剥がせる。また一回だけできれいに剥がせなかったら、2、3回に分けてやれば完全に取れる。エンボスの凹み部分は、ツメを立ててティッシュで拭いたり、歯ブラシで擦ると超きれいに塗料が落ちるので試してみてほしい。コレマジでサンドブラストいらずで超便利!
なお塗料剥がし剤は、DIYショップにて1500~2000円程度で購入可能。もし塗りに失敗した場合の、リカバリーにも使えるのでぜひ用意したところだ。
なお塗料を落とすときは、必ずティッシュなどでふき取ること。水などで洗い流そうとすると、塗料が固まって飴のようになり、かえって剥がせなくなってしまう。
アルミの母材が出たら「非鉄金属用メタルプライマー」というものを塗って乾かすと塗料の食いつきがよくなる。お店で買うと300mlのスプレー缶でだいたい1500円ぐらい。
プライマーを塗ってからスプレーすると、めっちゃ塗料が食いつくので、あとはマスキングして塗り重ねていける。