筆者も愛用している「クロシコ」製品。「玄人志向」という黒いグラサンをかけた謎の男がパッケージに描かれているアノブランドだ。すごく安くてマニアックなボードなどを世に送り出し、魂はノーブランド的だが製品は一流ブランドという謎多き会社だ。
その玄人志向の製品は、電話・FAX・メールサポートは一切ついていない。極限までコストを削減することで、ハイクオリティーな製品をリーズナブルに提供するためだ。「ドMホイホイ」な製品と言ってもいいだろう。実に玄人好みの製品だ。
そんな玄人志向が、グラボメーカーのGALAXとタッグを組んでリリースしたのが「GALAKURO」だ。オイオイ、ナウなネーミングセンスだなーという突っ込みはさておき、このコラボブランドの位置づけは、「玄人」と「玄人を目指す人」のためのハイエンドブランドだという。
しかもパッケージまでコラボバージョン。GALAXはヤバそうな兄ちゃんが、ジェダイの騎士みたいに深くフードをかぶったヤツだ。しかしコラボモデルは、クロシコのグラサン兄貴が、フードかぶって「ロッキー」か「明日のジョー」みたいな感じになっている。エ・イ・ド・リ・ア~~ンッ! 誰も理解できなかったら、ごめん。
そのパッケージ裏面で、液体窒素をPCにぶっかけているのが、世界的なオーバークロッカーDuck氏だ。前述の深くフードをかぶった兄貴としてパッケージにも採用されたこともあるナイスガイ! そんなDuck氏が、この製品を使った動画をYoutubeにアップロードしているので、これもチェックしておこう。
光沢のないつや消しの白!
これは簡単にお絵描きできそう!
いつもは黒光りするカバーにメーカーロゴが描かれているグラボだが、今回リリースされたのは真っ白で何もペイントされていない製品だ。
その真っ白なグラボを見た、アスキーの自作大好き集団“自作虎の巻”ことジサトラメンバーが「これ、色塗ったらおもしろいんじゃね?」と、ぬかしやが…‥いやいや、斬新な意見をおっしゃるので、現物を見たくなった。
白いグラボは珍しいし、そのままでもいいんじゃね? と思っていたのだが、実際に製品を見てみると、光沢のある白ではなく、つや消しの白だった。これはもう「私を好きな色に塗って」と言っているようなモンだった。
ペイントの腕前だったら、ジサトラメンバーに負けるつもりはない。そこで、キーボードとマウスをスプレー缶とマスキングテープに持ち替えて、白いグラボを俺色に染めることにした。